「これが終わったら…」 竹田麗央は5連戦明けの男子メジャー観戦を心待ちに

竹田麗央(左)は笹生優花と練習ラウンドをともに

◇米国女子◇みずほアメリカズ・オープン 事前情報(6日)◇リバティーナショナルGC (ニュージャージー州)◇6690yd(パー72)

国をまたいだ5連戦も、今週がラストだ。「これが終わったら休めるので。あと1試合、頑張りたいです」と竹田麗央は笑顔を浮かべた。

4月11日から国内女子ツアー「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」に帰国出場し、終わるとすぐに渡米して翌週の「JMイーグルLA選手権」から本大会まで連戦を組んだ。やっとひと段落を迎える来週は、初めて米国で過ごすオープンウィーク。「いろいろ予定しているものがあるので」と楽しみを詰め込んでいた。

18番から自由の女神が望める

そのひとつが「全米プロゴルフ選手権」(ノースカロライナ州クエイルホローC)の観戦だ。「いろいろな選手を見てみたいなって思っています。すごく楽しみ」と初のPGAツアー観戦を思うと頬が緩む。今季1勝のスーパールーキーは、休息よりもゴルフのインプットに時間を使った方がリフレッシュになるようだ。

連戦最後の試合のテーマは、初日から攻めの姿勢を貫くこと。前週「ブラックデザート選手権」(5位)では4度目のトップ10入りを果たしたが、「どこかで予選通過をまず目標にしている部分がある」と初日からアグレッシブにいけないことを課題にあげていた。「初日から自分の攻めるプレーができることを目標に頑張りたい」と、気持ちよくオープンウィークを迎えたい。

土砂ぶりの中で18ホールを回った

久々の休みを心待ちにしつつ、やっぱり試合会場に入れば楽しい。この日は「全米女子オープン」2勝の笹生優花らと練習ラウンド。途中で土砂降りに見舞われても「今週は天気が良くなさそうなので、良い練習になったと思います」と18ホールをきっちり完走。ラウンド後も昼休憩を挟んでドライビングレンジに直行するなど、5連戦目の疲れは一切感じられなかった。

傘をさしてあげる優しい先輩

1週間のオープンウィーク明けには、メキシコで「リビエラマヤオープン」に参戦予定。翌週に控えた「全米女子オープン」(5月29日開幕/ウィスコンシン州エリンヒルズ)に向けてスキップする選手も多いが、竹田はすでにエントリーを済ませている。「毎週コースの雰囲気も変わるので、いろいろなコースを回れてすごく楽しいなって思います」。竹田の辞書に“ホームシック”なんて言葉は存在しない。(ニュージャージー州ジャージーシティ/谷口愛純)