竹田麗央がまさか…12位から78で63位「雨以前にショットがだめ」

竹田麗央は最終日に「78」。12位から63位に後退した

◇米国女子◇ショップライトLPGAクラシック by Acer 最終日(8日)◇シービュー ベイコース(ニュージャージー州)◇6263yd(パー71)

竹田麗央が最終ラウンドで2バーディ、5ボギー2ダブルボギーの「78」をたたいて12位から通算イーブンパーの63位に後退して終えた。昨年はリネア・ストーム(スウェーデン)が最終日に大会コースレコードの「60」を出して逆転優勝しており、この日を首位と4打差で迎えた竹田も射程圏内にいた。

前日とは反対の風が吹いたコンディションに対応できなかった

曇り空に覆われた午前11時50分にティオフすると、出だし1番はバーディで発進した。しかし、前日とは逆向きの風が吹く環境で、3日間通して難度1位の2番でボギーを喫してから苦しい時間が始まった。5番でボギーを喫し、7番(パー3)から2連続ダブルボギーをたたいた。7番はティショットを左サイドの深いブッシュに入れ、「ボールがやっと見えるくらい」深く沈んでいたため、アンプレヤブルで処理して3オン2パット。8番は第1打を右に曲げ、2打目でグリーンを狙えずに4オン2パットとした。

水分を吸ったグリーンは「重たかった」

「雨でグリーンは重かったけど、それ以前にショットがだめだった」と、雨風に対応できないままグリーンまでスムーズに運べなかった悔しさがにじむ。3月「ブルーベイLPGA」でツアー初優勝。前週「全米女子オープン」は2位で終えた直後のまさかの大たたき。4月の「シェブロン選手権」最終日の「79」に次ぐ米ツアーでのワーストスコアに肩を落とした。

アテスト中の背中に悔しさがにじみでた

「(後半)14番あたりからちょっとずつ感触は良くはなった。来週からまたコースが変わるので頑張りたい」。ミシガン州ブライズフィールドCCで行われる12日(木)開幕の「マイヤーLPGAクラシック」での仕切り直しを誓った。(ニュージャージー州ギャロウェイ/石井操)