「ロシアを和平に向かわせる」 ゼレンスキー氏、独立記念日に

「ロシアを和平に向かわせる」 ゼレンスキー氏、独立記念日に

【AFP=時事】ウクライナは24日、独立記念日を迎え、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシアとの首脳会談を改めて呼び掛け、「ロシアを和平に向かわせる」と強調した。

ゼレンスキー氏は「指導者間の会談形式が最も効果的な方法だ」と述べ、ウラジーミル・プーチン大統領との会談の早期開催に期待を示した。

「今日、米国とヨーロッパは一致している。ウクライナはまだ完全に勝利していないが、負けることはない」と述べ、「ウクライナと我々のパートナーは、協力してロシアを和平に向かわせる働きかけを行っている。そしてそれは可能だ」と語った。

「ロシアを和平に向かわせる」 ゼレンスキー氏、独立記念日に

また、ゼレンスキー氏は、ロシアとの紛争終結後、ウクライナにおける外国軍の駐留が「重要」だと述べた。ロシアはウクライナに西側の軍隊が駐留することに繰り返し反対している。

「ロシアを和平に向かわせる」 ゼレンスキー氏、独立記念日に

一方、J・D・バンス米副大統領は、ロシアが「重大な譲歩をした」と米メディアに述べ、ロシアは、ゼレンスキー政権を打倒してかいらい政権を樹立することを断念したと語った。

しかし、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は24日、西側諸国が「交渉を妨げる口実を探している」と非難し、ウクライナとの首脳会談に引き続き難色を示した。

また、ウクライナとロシアは24日、それぞれ146人の戦争捕虜と民間人を交換したと発表する一方、ウクライナ軍はロシアの支配下にあったドネツク州の3つの村を奪還したと主張した。(c)AFP

【翻訳編集】AFPBB News