ウクライナへの領土放棄強要は「米国にフロリダ州放棄迫るようなもの」 独首相

ウクライナへの領土放棄強要は「米国にフロリダ州放棄迫るようなもの」 独首相
【AFP=時事】ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は18日、ウクライナは交渉において東部ドンバス地域をロシアに明け渡すよう強要されることがあってはならないと述べ、米国にフロリダ州放棄を迫るようなものだと強調した。
メルツ氏はホワイトハウスで開かれた米国とウクライナ、欧州の首脳による会合後、記者団に対し、「単刀直入に言えば、ロシアがドンバスのいまだ支配できていない地域を放棄するようウクライナに要求しているのは、米国にフロリダ州を放棄するよう迫っているようなものだ」と語った。

ウクライナへの領土放棄強要は「米国にフロリダ州放棄迫るようなもの」 独首相
メルツ氏は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領とドナルド・トランプ米大統領が会合中に行われた電話会談で、「2週間以内にロシア大統領とウクライナ大統領が会談を行うことで合意した」と述べた。
トランプ氏とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の会談は、2月28日にホワイトハウスで行われた前回の会談のような対立は避けられたが、トランプ氏は会談前、ウクライナが領土を明け渡す必要があると主張していた。

ウクライナへの領土放棄強要は「米国にフロリダ州放棄迫るようなもの」 独首相
プーチン氏は2022年2月にウクライナに全面侵攻し、数か月後にドンバス地域の併合を一方的に宣言したが、この措置は国際的に認められていない。(c)AFP
【翻訳編集】AFPBB News
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