元木大介さんの激痩せに大神いずみさんが「元気です」。「おいしい記憶」は「幸福な記憶」。食べることは生きること

2025年8月25日放送の『しゃべくり007』に元木大介さんが長嶋一茂さん、槙原寛己さんと登場。令和には考えられない、昭和・平成の衝撃名場面を語りつくします。そこで、元木さんの妻・大神いずみさんが、元木さんが激やせしたとネットで話題となった真相を語った、2025年07月10日の食事に関するインタビュー記事を再配信いたします。

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NHKの朝ドラ『あんぱん』でも、戦地での兵士たちの飢えの描写が放送されるなど、「食べること」の大切さがクローズアップされています。「おいしい記憶」とは、キッコーマン株式会社の自社WEBメディアの名称ですが、単なる「味覚の記憶」ではありません。人と人とのつながり、家族の愛情、そして生きることへの感謝が込められた、人生そのものの記憶です。「食べない人とは仕事しない」という哲学や、現代の「家庭内の孤食」まで、食事を通じて見えてくる人生の本質をお伺いしました。

(企画・構成・MC:池松潤 撮影:本社 武田裕介)

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【写真】結婚25周年を祝う元木さんと大神さん、次男・瑛介くん

キッコーマン座談会 参加の方々, 1:母の愛情が詰まった食卓の記憶, 2:戦争が刻んだ食への執着, 3:食事は人間関係のバロメーター, 4:キッコーマンと「おいしい記憶」の出会い, 5:食育への思い, 6:現代の食卓事情「一緒に食べてるのに孤食ですよ」, 7:記憶に残る味と体験, 8:地域による味の違い, 9:対談を通じてわかる「おいしい記憶」のこと, ネットで話題の「夫(元木さん)の体重減少」について

記事と動画あわせてお楽しみください。

Youtube URL→ https://youtu.be/Mh4Rau3g8pk

キッコーマン座談会 参加の方々

クリエイティブ ディレクター

小田桐 昭(おだぎり あきら)氏

1938年北海道生まれ。1961年、金沢市立美術工芸大学グラフィックデザインコース卒。同年、(株)電通入社。広告のクリエイティブディレクションに従事。松下電器(当時)、国鉄(当時)、東京海上火災保険(当時)、資生堂などのクリエイティブディレクション。トヨタ自動車、サントリー等のクリエイティブ・スーパーバイザー。テレビ広告電通賞、サンケイ広告大賞、ACCグランプリを数回受賞。他に、カンヌ国際広告映画祭金賞、銀賞、IBM部門賞、クリオ賞など海外でも多数受賞。広告のディレクション以外に、絵本、雑誌、装丁のイラストレーションも。『大どろぼうブラブラ氏』、『まねやのオイラ』(講談社)、『あいうえおともだち』(フレーベル館)、『ハラスのいた日々』(文芸春秋社)、『ペット百科』タイトルイラスト(フジテレビ)、日経新聞コラムなど。東京アートディレクターズクラブ、N・Yアートディレクターズクラブ、東京イラストレーターズソサエティ会員。キッコーマン株式会社のコーポレートスローガン「おいしい記憶をつくりたい。」の生みの親でもある。

キッコーマン株式会社 執行役員 経営企画室 コーポレート政策推進担当部長

大津山 厚(おおつやま あつし)氏

1984年キッコーマン入社。2005年、コーポレートスローガン「おいしい記憶をつくりたい。」の策定に関わり、以降、コーポレートコミュニケーションおよびブランド戦略領域の中核を担う。2024年、自社のWEBメディア「おいしい記憶」の全面リニューアルを主導し、企業理念と生活者の接点を再構築。映像、レシピ、食育など多様なコンテンツを通じたブランドコミュニケーションを推進。

フリーアナウンサー

大神いずみ(おおがみ いずみ)氏

1969年福岡県生まれ。フェリス女学院卒業後、日本テレビ入社。99年に退社し、2000年に読売巨人軍の元木大介氏と結婚、二児をもうける。母、主婦としての経験を活かし、タレントとしてバラエティーやドキュメント番組のコメンテーター、司会などで活躍中。

企画・構成・MC:池松潤

撮影:本社・武田裕介

(以降敬称略)

1:母の愛情が詰まった食卓の記憶

ー対談は、大神いずみさんの幼少期の記憶から始まりました。5人家族だった大神家では、母親が家族一人ひとりに合わせた異なるメニューを作っていたといいます。

大神:母は、父には酒のあてみたいなものを作って、おばあちゃんには減塩のほぼ味がないような身体に気を配ったメニューを、私と兄にはガッツリ育ち盛りのハンバーグとか、唐揚げとか作って、自分はそれぞれの余り物を食べていました。

ー大神さんにとって特別な記憶は、魚の煮付けの香りだという。

大神:今でも人の家の前を通って、その匂いが漂ってると、「ああ、なんかお家に帰れる」と思っちゃうんですよね。

ー子育てを経験して、大神さんは料理の技術よりも、子どもたちが「ガツガツって食べてくれる」姿に喜びを感じていたそうです。

大神:子どもっておいしいとかおいしくないとかじゃなくて、お腹空いてたらガツガツって食べてくれる。その「米しぶき」※と言うのでしょうか。ガーっ!と食べるあの感じで、私はおいしいとか言われる前に、褒められた感じがするのです。

※米しぶき・米粒が飛ぶ様子→動画内イラスト参照 

キッコーマン座談会 参加の方々, 1:母の愛情が詰まった食卓の記憶, 2:戦争が刻んだ食への執着, 3:食事は人間関係のバロメーター, 4:キッコーマンと「おいしい記憶」の出会い, 5:食育への思い, 6:現代の食卓事情「一緒に食べてるのに孤食ですよ」, 7:記憶に残る味と体験, 8:地域による味の違い, 9:対談を通じてわかる「おいしい記憶」のこと, ネットで話題の「夫(元木さん)の体重減少」について

消費者代表として、食事作りに日々携わる妻・母として参加してくれた大神いずみさん(撮影:本社 武田裕介 以下すべて)

2:戦争が刻んだ食への執着

ー小田桐さんの話は、より深刻で重い体験から始まりました。満州で終戦を迎え、日本に戻れなかった3年間はほとんど食べられない子ども時代を過ごしたそうですね。

小田桐:牛や馬の飼料を粉にしたものを、お茶碗に入れて舐めるんですが、口に入れば何でもおいしいんですよ。

ーこの極限状態の体験が小田桐さんの人生観を形作ったのでしょうか。

小田桐:やっぱり食べるっていうことは、なんて言うんでしょうか...生きるためっていうのもありますけれども、むしろ今も、おいしく食べるために仕事をしたり、おいしく食べるためにいろんなことをしている気がします。食べるっていうことに、凄い執着がありますね。

キッコーマン座談会 参加の方々, 1:母の愛情が詰まった食卓の記憶, 2:戦争が刻んだ食への執着, 3:食事は人間関係のバロメーター, 4:キッコーマンと「おいしい記憶」の出会い, 5:食育への思い, 6:現代の食卓事情「一緒に食べてるのに孤食ですよ」, 7:記憶に残る味と体験, 8:地域による味の違い, 9:対談を通じてわかる「おいしい記憶」のこと, ネットで話題の「夫(元木さん)の体重減少」について

60年以上広告の仕事の第一線で活躍してきた小田桐昭さん

3:食事は人間関係のバロメーター

ー興味深いのは、小田桐さんの仕事に対する哲学ですね。どんな方とお仕事をしたいと考えるのでしょうか。

小田桐:一緒に仕事する人は必ず「よく食べる人」って決めてます。だから仕事しながら一緒にバクバク食べる人が僕は大好きです。そういう人とばっかり仕事してる。だから食べない人とは仕事しないって決めてます。(笑)

大神:食べない人って、ちょっとわかりづらいですね。なんかこの人何考えてるんだろうって…。

小田桐:「おいしい」ってすごく抽象的です。おいしいに絶対値は無いと思うのです。どんなにおいしいものでも、やっぱり一緒に食べておいしい人と、そうではない方はいる。その時々で、味は変わるわけです。不思議ですね。

4:キッコーマンと「おいしい記憶」の出会い

ー大津山さんは2004年に会社で食育プロジェクトを立ち上げた際、小田桐さんに監修を依頼したのですね。

大津山:2005年の食育基本法制定直前に、キッコーマンが食育宣言を出す際、小田桐さんから「おいしい記憶をつくりたい。」という企業メッセージの提案を受けました。それがそのまま、弊社のコーポレートスローガンになっています。それが、ウェブサイト「おいしい記憶」の根幹になり、多彩な「おいしい記憶」のコンテンツを展開しています。小田桐先生が手掛けてくださった企業CMの動画もあり、コンテンツの視聴数は、このところ顕著に伸びています。

ーお2人を結んだのは、意外な縁だったようですね?

大津山:私が5歳から10歳まで利尻島に住んでいた時期に、偶然にも小田桐さんのお父様が利尻町長を務めていらっしゃったのです。

キッコーマン座談会 参加の方々, 1:母の愛情が詰まった食卓の記憶, 2:戦争が刻んだ食への執着, 3:食事は人間関係のバロメーター, 4:キッコーマンと「おいしい記憶」の出会い, 5:食育への思い, 6:現代の食卓事情「一緒に食べてるのに孤食ですよ」, 7:記憶に残る味と体験, 8:地域による味の違い, 9:対談を通じてわかる「おいしい記憶」のこと, ネットで話題の「夫(元木さん)の体重減少」について

キッコーマンのコーポレートスローガンを小田桐さんにお願いした大津山さん

5:食育への思い

ー食育プロジェクトや当時社会問題化していた「孤食」についてどう思われますか?

小田桐:ご家庭では、お父さんも子どももお母さんも、それぞれ働く時間や学校に行く時間が別々で、みんなそれぞれ勝手に食べて勝手に出て行くみたいな、そういう傾向がだんだん強まってきているのを感じていました。食へのなんていうかな、温かさとか、食が持っている幸せな感じがありますよね。そういったものがやっぱり薄れつつあったんです。

ーその解決策として提案したのが「つくる、たべる、はなす。」というキャッチフレーズだったのですね?

小田桐:つまり「おいしい記憶」というのは、「幸福の記憶」だと言ってもいいと思うんです。幸福な記憶をたくさん持っている人っていうのが、やっぱり幸せな人だと思うのです。

6:現代の食卓事情「一緒に食べてるのに孤食ですよ」

ー現代の食卓の問題については?

大神:我が家でいうと、4人で食事をしていても、ほっといたら、みんな携帯を見ながら食べるんですよ。だからしゃべらないんです。一緒に食べてるのに孤食ですよ。

ーその一方で、息子たちに「何が食べたい?」と聞いても返ってくる答えに母親としての複雑な思いもあるようですが…。

大神:「何でもいい」って言われちゃうので。「何でもいい」が一番母は大嫌いですからね。

キッコーマン座談会 参加の方々, 1:母の愛情が詰まった食卓の記憶, 2:戦争が刻んだ食への執着, 3:食事は人間関係のバロメーター, 4:キッコーマンと「おいしい記憶」の出会い, 5:食育への思い, 6:現代の食卓事情「一緒に食べてるのに孤食ですよ」, 7:記憶に残る味と体験, 8:地域による味の違い, 9:対談を通じてわかる「おいしい記憶」のこと, ネットで話題の「夫(元木さん)の体重減少」について

元プロ野球選手の妻として、野球少年2人の母として、家族の体調管理を担う大神さん

7:記憶に残る味と体験

ー大津山さんの小学校1、2年の頃の記憶とは?

大津山:毎週土曜日、同級生の”よしこちゃん”の家に行ってたんですよ。そこで、よしこちゃんのお母さんのおいしい卵焼きを、うちじゃ食べられないおいしい卵焼きを食べさせてもらう。

母に「ああいう、おいしい卵焼き作ってよ」と言ったら、「そんなこと言うんだったら、よしこちゃんのうちの子どもになりなさい!」って泣かされるんですけどね。(笑)

ーその卵焼きはどんな味だったのでしょう?

大津山:上品な甘さがあったなって思うんですけど、きれいに、本当にきれいに照りがついてて、すごくきれい。例えば出張の際など、朝食にだし巻き卵が出てきたりしますが、よしこちゃん家の卵焼きが「おいしかったなぁ」と思い出します。

8:地域による味の違い

ー小田桐さんは満州から北海道、そして金沢へと移り住む中で、食文化の違いを実感したそうですね。

小田桐:金沢で初めて絹ごし豆腐を食べた時に、豆腐だってわかんなかったんですよ。(しばらくの間)豆腐以外の食べ物だとばかり思っていました。北海道で食べていた豆腐は固くて…別ものでしたから。

ー関西でもお仕事をされたそうですが、思い出はありますか?

小田桐:関西の(東京にはない)味の文化みたいなのがあって、おいしいふぐなんかも関西で覚えさせてもらいましたね。おいしさの種類の奥深さっていうんでしょうか、やっぱり日本ってすごいと思います。

9:対談を通じてわかる「おいしい記憶」のこと

ー「おいしい記憶」とは、単なる味覚の記憶ではなく、人と人とのつながり、家族の愛情、そして生きることへの感謝が込められた、人生そのものの記憶なのかもしれませんね。

小田桐:食べることそのものがもう幸福…。おいしい記憶が多ければ多いほど、その人は幸福だというわけです。そんな人たちで溢れた社会をこのスローガンは願っています。

ーこの対談を通じて浮かび上がるのは、食べ物そのものの味よりも、「誰と食べるか」「どんな状況で食べるか」がおいしさを決定づけるということでしょう。

キッコーマン座談会 参加の方々, 1:母の愛情が詰まった食卓の記憶, 2:戦争が刻んだ食への執着, 3:食事は人間関係のバロメーター, 4:キッコーマンと「おいしい記憶」の出会い, 5:食育への思い, 6:現代の食卓事情「一緒に食べてるのに孤食ですよ」, 7:記憶に残る味と体験, 8:地域による味の違い, 9:対談を通じてわかる「おいしい記憶」のこと, ネットで話題の「夫(元木さん)の体重減少」について

話題は食べ物を中心に広がって…

ネットで話題の「夫(元木さん)の体重減少」について

大神:ここに来て、あれだけ健康管理しなくて、いつもふくふくと太っていた主人が最近急に激痩せして、それがネットで話題になってまして(笑)。なんなら死んじゃうんじゃないか?みたいな感じで、皆さんすごく心配してくださるんです。

ー実際は健康で、体質改善もされたそうですね。

大神:本当に皆様に申し上げたいんですけど、私よりも毎月身体を全部スクリーニングして調べてもらい、昔よりものすごく体調がいいんですよ。肝機能など色々治すためにもお薬を飲んでたので、すごく体重が減ったら、数値もすごく良くなりました。すっかり元気です!やっぱり、体重が重すぎるのがいけなかったんだろうなぁ。(笑)

編集後記:毎日の献立に悩むあなたへ「きょうは何を作ろう?」

大神いずみさんの「料理が上手じゃない」という告白に、思わず「私も!」と共感された方もいらっしゃったのではないでしょうか。56歳になった今でも料理本が手放せないという彼女の正直な言葉に、どこか頷いてしまいました。

お母様が家族5人分の違うメニューを作っていたという思い出話も、いまの時代から考えれば凄いことです。それができたのは専業主婦が当たり前だった時代だからこそかもしれません。

そんな「きょうは何を作ろう?」という気分のときに「家族の健康も気になる」という悩みを抱える私たちにとって心強い味方を見つけました。キッコーマンのレシピサイト「献立をヘルシーに!健康副菜まとめ」です。

特に注目したいのが「サプリ副菜」というネーミング。まるでサプリメントのように、足りない栄養素をピンポイントで補える副菜レシピです。そのほかに「献立に加えて適塩!しょうゆぽたぽたレシピ集」という減塩メニューも!「ぽたぽた」という響きが可愛らしくて、減塩料理の堅苦しさを感じさせません。

大神さんが語った「米しぶきを飛ばしながらガツガツ食べる子どもの姿」。そんな幸せな食卓の風景を、無理なく作れるお手伝いをしてくれそうです。完璧じゃなくていい。でも、家族にはおいしいものを食べさせたい。そんな私たちの気持ちに、そっと寄り添ってくれるレシピがあります。これも現代の「おいしい記憶づくり」なのかもしれません。

「献立をヘルシーに!健康副菜まとめ」

キッコーマン座談会 参加の方々, 1:母の愛情が詰まった食卓の記憶, 2:戦争が刻んだ食への執着, 3:食事は人間関係のバロメーター, 4:キッコーマンと「おいしい記憶」の出会い, 5:食育への思い, 6:現代の食卓事情「一緒に食べてるのに孤食ですよ」, 7:記憶に残る味と体験, 8:地域による味の違い, 9:対談を通じてわかる「おいしい記憶」のこと, ネットで話題の「夫(元木さん)の体重減少」について

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キッコーマン座談会 参加の方々, 1:母の愛情が詰まった食卓の記憶, 2:戦争が刻んだ食への執着, 3:食事は人間関係のバロメーター, 4:キッコーマンと「おいしい記憶」の出会い, 5:食育への思い, 6:現代の食卓事情「一緒に食べてるのに孤食ですよ」, 7:記憶に残る味と体験, 8:地域による味の違い, 9:対談を通じてわかる「おいしい記憶」のこと, ネットで話題の「夫(元木さん)の体重減少」について