ロシア軍の死傷者数（1日当たり）はウクライナ軍の3倍：ゼレンスキー大統領が発表
ロシア軍の死傷者数
8月12日、ウクライナのゼレンスキー大統領は戦場におけるロシア軍の死傷者数に言及。1日当たりの損害では、ロシア側がウクライナ軍をはるかに上回るという見方を示した。
ゼレンスキー大統領のコメント
同大統領は記者団に対し、「たとえば、昨日のデータですが、これは普段の平均とおよそ同じくらいです。ロシア軍が1日に被った損失はおよそ1,000人。戦死者500人、負傷者500人でした」と説明したのだ。
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8月11日のデータ
さらに、『キーウ・インディペンデント』紙によれば、ゼレンスキー大統領は8月11日のデータとして、ロシア軍の戦死者は531人、負傷者428人という数字を挙げたとのこと。
ウクライナ側の死傷者数は？
一方、同日にウクライナ側が出した損失については、戦死者18人、負傷者243人、行方不明者79人（合計340人）とした。ゼレンスキー大統領がウクライナ軍の死傷者数に言及するのは異例だ。
ロシア軍の損失は3倍
『キーウ・インディペンデント』いわく、同大統領は「およそ3対1、敵の損失はおよそ3倍です」と主張。ただし、同紙はこの数字を独自に検証することはできなかったという。
100万人を突破したロシア軍の死傷者数
6月12日、ウクライナ軍参謀本部はロシア軍の損害に関する発表の中で、死傷者数が100万人を超えたことを明かしていた。なお、このデータにおいて、戦死者と負傷者は区別されていない。
英国防省の推計
一方、英国防省も同時期に、ロシア軍はウクライナ侵攻の中で、およそ100万人の死傷者を出した可能性があると発表。
増え続ける死傷者
具体的には、8月5日の段階で死傷者数の累計は105万人。うち、26万人は今年に入って発生したと見られるとしたのだ。なお、ロシア軍における死傷者数の1日平均は1,072人となっている。
それでもウクライナが劣勢である理由
しかし、ゼレンスキー大統領は今回の記者会見の中で、ロシア軍はウクライナ側の3倍の死傷者を出しているが、戦場に派遣できる戦力も3倍に上ると指摘。
兵力不足に悩まされるウクライナ軍
『キーウ・インディペンデント』紙いわく、「ウクライナは歩兵不足に悩まされており、ロシアと同じペースで損失を補う能力に欠けている」とのこと。
8月12日時点のロシアの損失
なお、ウクライナ軍参謀本部によれば、ロシア軍が開戦から8月12日までに出した死傷者数は106万6,110人に達したという。
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