50代の「料理で疲れない」工夫3つ。万能な焼肉のタレ、白だしも活用

面倒な家事のなかでも、とくに料理が負担だと感じる方も多いはず。とくに夏場は暑くて火を使った調理が大変なので、なるべく疲れないようにしたいものですね。そこで、日々の「食事づくりをラクにする」3つの工夫をご紹介。栄養士として働いた経験をもつ50代ブロガー・本多めぐさんに伺いました。

ラクちん麻婆豆腐。ネギと豆腐を切って素を入れるだけで完成

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1:キッチンに立つ「炒め物」をなるべく減らす

トースターを使ったピーマンの焼き浸し

夏は暑いキッチンでの作業が負担になります。ですので、火を使い続ける「炒め物」を避けるのがポイント。

たとえば、トースターやレンジのオーブン機能で焼いてみたり、電子レンジで蒸したりと、炒めない方法に変えています。それだけのことでも体力温存がかないます。炊飯器でつくるレシピもほったらかしでできるのでおすすめです。

2:野菜の下処理の手間を減らす

調理で時間がかかる「野菜の下処理」。洗ったり皮をむいたりする作業を減らすために、そもそも下処理が簡単な野菜を選んでいます。

●「そのまま食べられる」「皮むき不要」な野菜で時短に

たとえば「生でそのまま食べられる野菜」はとっても手軽。トマト、キュウリ、パプリカ、カイワレ大根を始めとするスプラウト類などが挙げられます。夏野菜が多く、この時季に安く出まわっているお店も多いのではないでしょうか。

また「皮つきで調理できる野菜」も手間が減ります。サツマイモ、カボチャ、ピーマン、ナスなどはしっかり洗えば、皮のまま切って調理もできます。

そのほかにもニラ、ネギ、三つ葉といった「細長い野菜」は切るのが比較的簡単。形がそろっているので細かく切りやすいため、こういった野菜を選んでいます。

●水煮野菜、冷凍野菜、カット野菜なら下処理ゼロ

下処理ずみの加工野菜も使っていくとより便利になります。水煮野菜、冷凍野菜、カット野菜なら、下処理をゼロにすることも可能です。私は水煮のタケノコ、レンコンをよく使います。冷凍ブロッコリーとホウレンソウ、インゲンも常備しています。

手間を減らすという面でも役立ちますが、値段が1年を通じて安定しているので、節約にもつながりますよ。

3:市販の素を使って、うまく手間を省く

安くて手間が省けるなら、「○○の素」も積極的に使っています。たとえば、ちらし寿司はひとつひとつの具材を手づくりすると時間がかかりますが、おかずの素ならパックをあけて入れるだけですませられます。

麻婆豆腐や回鍋肉などの中華料理も使う調味料が多くなるので、こういった素を使うと満足感が高く、お金を払う価値もあると感じています。反対に、調味料が家にある和食はわざわざ素を使わなくてもいいと考えています。

●万能な焼肉のタレ、白だしも活用

完成された素のほか、ミックスされた調味料も使います。たとえば焼肉のタレはいろいろな料理でアレンジできるので便利。白だしは1本あるだけで味がきまるので重宝します。

50代は体力の衰えも気になるところ。キッチンでの作業を減らして、夏もスタミナを温存していきましょう。