実家の片付けで失敗しないための「準備運動」3つ。欲しかった器が実家に眠っているかも
実家の片付けに取り組もうとしても、すぐにはうまくいかないもの。「事前準備がなにより大切です」と語るのは、ライフオーガナイザーでありESSEフレンズエディターの名倉永利子さんです。ご自身の過去の失敗経験をもとに、実家の片付けを始める前にしておきたい3つの「準備運動」を教えてもらいました。
実家を片付ける前にも、できることは意外とあります
【実際の写真】実家で眠っていた大皿が、煮物を盛りつけるのに活躍
実家に行くたびにものが増えていることも…
実家への帰省が楽しい一方で、少し気が重くなる方もいるのではないでしょうか? その理由のひとつが実家の片付け。行くたびにものが増えている、安全に暮らせているのか不安になる。そんな状況に直面し、どうにかしなきゃと思いつつも忙しくて行動に移せずにいる方も少なくありません。
そこで、過去の失敗経験を教訓に、実家の片付けを始める前にしておきたい「準備運動」をご紹介します。
1:実家を物置代わりにしていないか見直す
「とりあえず実家に置いてあるから大丈夫」と、自分の荷物を何年もそのまま放置していませんか? 私も20年以上、卒業アルバムや証書、昔聴いていた大量のCDや漫画などを置きっぱなしにしていました。
仕事柄、「子どもが置いていったもので家が片付かない」と悩む親御さんの声も耳にします。自分が将来されてイヤなことは、親にもしないようにしようと思いました。
2:自分の家を整え、スペースをあけておく
また、古い酒ビンや使っていないみそダルなど、実家から「これをあげる」と渡されたとき、自宅に受け入れられるスペースがあってよかったと痛感しました。
実家の片付けで疲れて帰宅したとき、自宅まで散らかっていると疲労が何倍にも感じられます。家を整えておくことで、心の余裕も生まれますよ。
3:欲しいものを買う前に実家にないか探してみる
食器が欲しいと思ったとき、「実家に使っていないものがたくさんあるかも?」と思い返してみました。そこで、買う前に実家で探すものを事前にリストアップすることに。
この大皿は実家で眠っていたものですが、今自宅で煮物を盛りつけるのに活躍しています。発掘をする感覚で進めれば、実家の片付けにも弾みがつくかもしれません。
まず自宅はどうなのか、私の方こそ実家に負担をかけていないかを改めて考えてみたら、実家を本格的に片付け始める前にもしておくべきことは意外とありました。なかなか実家へ行けない忙しい方にこそ、事前の準備運動がおすすめです。