岡山ブランド牛から和洋のコースランチまで、倉敷美観地区のランチ5選

白壁の商家や町家が建ち並ぶなかに、レストランやショップがにぎやかに集う倉敷美観地区。そんな町歩きが楽しいエリアで、散策の途中に立ち寄りたいランチスポットをジャンル別に5店舗ピックアップ。今日の気分にぴったりのお店を見つけてくださいね。

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倉敷川沿いにある複合施設・倉敷SOLAの一角にある「日本料理店 雲」。暮らしのなかに美を見出した「民藝」の思想や美を軸にした日本料理を展開しています。懐石をイメージしたランチコースには、瀬戸内の魚介や山陰の獣や山菜、地の野菜など、地域の旬の食材をふんだんに使用。昆布だしをベースに、食材のおいしさを底上げしたやさしい味わいの一皿に昇華させます。

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「民藝のうつわで味わう日本料理」をテーマにしたこちらのお店では、料理はすべて民藝のうつわで提供されます。倉敷ガラスのデキャンタや島根県の湯町窯の平皿など、民藝と日本料理が織り成す一品を、目で舌で味わえるのが最大の魅力です。ルイスポールセンの照明や倉敷美観地区で家具を作る「FINT」のイスを取り入れた、和洋ミックスの洗練された店内も心地よく、庭を眺めながら、雲のように漂うゆったりとした時間を過ごせますよ。

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小さな公園と民家の間の細い路地を進んだ先にある隠れ家的な「常衛門食堂」。夜はお酒と料理を楽しむ酒処ですが、昼は定食を提供していて、クリームコロッケや煮込みハンバーグなど、家庭料理をベースとしたメニューが並びます。メインに2種の小鉢、ごはん、味噌汁が付く「おまかせ定食」のほか、メインが2種付くボリューム定食やオムライスのランチもあります。

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玄関土間を再生したモダンな雰囲気の1階のカウンター席とは対照的に、2階は座敷席のレトロな空間が広がり、大きな窓からは美しい日本庭園が眺められます。庭園は自由に散策できるので、回遊式の築山庭園で食後のさんぽを楽しんでくださいね。

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林源十郎商店の中にある、窯焼きピザのお店「pizzeria CONO FORESTA」。天然酵母で長時間発酵させた生地をイタリア製の薪窯で焼くピザランチは、マルゲリータなどの定番から季節限定まで、常時5種類から選べます。パニーニやパスタのランチもあり、追加で付けられるランチドルチェも人気です。

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100年前の日本家屋を利用した趣ある店内席に加え、天気の良い日はガーデンのテラス席も開放的で素敵。モーニングもあり、パニーニやフレンチトーストが味わえます。ランチタイムの後は、ガトーショコラなどのドルチェが充実したカフェメニューを、ディナータイムにはピザやパスタを中心とした南イタリア料理を提供するなど、時間帯ごとにさまざまな使い方ができます。

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和牛のルーツともいわれる岡山県のブランド牛・千屋牛(ちやぎゅう)。生産頭数に限りがあるため岡山県外へはなかなか流通しない希少な和牛です。そんな千屋牛のローストビーフ丼が食べられるのがこちらのお店。低温調理で肉のうまみを引き出した千屋牛のローストビーフを、肉山のようにごはんに巻き付けた豪快な丼を提供しています。仕上げに桜チップの燻製香を充満させた透明ドームで蓋をすることで、ドームを開けると煙とともにスモークの香りがふわりと立ち込める演出も。岡山特産の黄ニラを漬け込んだ醤油を混ぜた特製タレをかけていただきます。

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店舗があるのは系列のカフェ・有鄰庵と同じ、本町通り沿い。今や倉敷名物にもなったカフェの看板メニュー「しあわせプリン」も提供しているので、食後のデザートにいかがですか。古くからの町家を改装した店内は、1階席、2階席ともにリラックスできる座敷になっています。

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築220余年の旧家の米蔵で、フランス料理のコースランチが楽しめるのは「レストラン八間蔵」。瀬戸内の旬の食材を使った月替わりの蔵ランチが人気です。前菜からはじまり、季節野菜のサラダにポタージュ、パン、メインと、最後にデザートとコーヒーが付く全7品のコースです。

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特別な日のランチにもおすすめなシックな装いの店内は、1796(寛政8)年に建てられた重要文化財「大橋家住宅」の米蔵を改装したもの。重厚な梁や瓦張りの壁が印象的なノスタルジックな空間です。隣には大橋家の母屋も建ち、内部の見学も可能。縦格子の倉敷窓やなまこ目地瓦張りの外壁など、倉敷の典型的な町屋スタイルを観賞することができますよ。

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いかがでしたか。和洋さまざまなジャンルで、岡山のブランド牛や瀬戸内の旬の食材を楽しめる5店をご紹介しました。倉敷美観地区の町並みに溶け込むように建つ、町家をリノベーションした趣ある空間も味わいながら、食事を楽しんでくださいね。