離婚から3年…今でも家族のような絆、そして義母の償い【なんで怒るの? 俺なにかした? Vol.76】

※このお話は作者まるき八郎さんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。登場人物や団体や建物の名称はすべてフィクションです。

■これまでのあらすじ

夫は、妻の心を深く傷つけたことを謝罪し、「再び傷つけたら即離婚」という条件で関係を修復しようとしました。しかし、妻に隠れて進めていた新居の建設中に担当者と不適切な関係を持ち、出産後に妻から離婚を告げられます。義母にも見放され、家族とも絶縁状態に。離婚後はローン返済が困難になり、海の家を安値で手放し、多額の借金を抱えています。夫は今も「本当に妻を愛していた」と思い続けていますが、何をすべきだったのか理解できていません。すべてを失った今、後悔とともに、妻と子どもの幸せを願うことしかできずにいました。

■離婚から3年が経ち…

離婚から3年…今でも家族のような絆、そして義母の償い【なんで怒るの? 俺なにかした? Vol.76】

■義母と義妹とは今でも良好な関係

■「一日でも早く自由に…」義母の思い

離婚から3年が経ち、娘は3歳に成長しました。今でも義母と義妹とは家族のように深い関係が続いています。

シングルマザーとして奮闘する妻を、ふたりは変わらず支え続けてくれていますが、義母は今でも妻に対して罪悪感を抱いているようです。

その思いからか、慰謝料は義母が立て替えて一括で支払い、養育費のやりとりも夫と直接顔を合わせずに済むよう配慮してくれています。

この日、妻は義妹と会う約束があるようで――。

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