レッドブル角田裕毅、F1ハンガリーGP決勝はピットレーンスタートへ。5基目のパワーユニット投入

 F1ハンガリーGPの決勝レースを前に、レッドブルは角田裕毅のマシンに変更を施した。これにより角田はピットレーンからスタートすることとなった。

 レッドブルは中低速のハンガロリンクで苦しみ、角田は予選16番手でQ1敗退を喫しており、シーズン後半戦を少しでも有利に進めるべく、チームは新たなパワーユニット(PU)交換と仕様変更に踏み切った。

 角田は決勝レースに向けて、年間使用規定数を越える5基目の内燃エンジン(ICE)、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kを投入し、7基目のエキゾーストシステムを使用するほか、ブレーキ冷却構成も変更。FIAテクニカルデレゲートの許可を得ない形でのPU交換、そしてパルクフェルメ下での仕様変更により、角田はピットレーンからのスタートが義務付けられた。

 既に後方グリッドからのスタートとなっていたことから、角田への影響は比較的少ないと言えるだろう。それ以上に、予選で角田を悩ませた異常なグリップ不足の影響が心配される。

「もし問題が分かっていたら、僕らはおそらくこれほど苦しんでいないと思います。今のところは分かりません」と角田は予選後に語った。

「マシンバランス自体は悪くありませんが、マシンから引き出せるグリップレベルが非常に低いんです。僕らが普段感じているレベルではありません」

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