桜花学園が2年ぶり決勝進出、4Q攻防が噛み合い逆転勝ち【中国インターハイ2025】

桜花学園が2年ぶり決勝進出、4Q攻防が噛み合い逆転勝ち【中国インターハイ2025】

桜花学園が32回目の決勝進出!

7月31日、「中国インターハイ2025」(7月27日~8月1日/岡山県岡山市)大会5日目、女子準決勝で2年ぶりの決勝を目指す桜花学園(愛知)と初の決勝進出を狙う精華女(福岡)が対戦。精華女は#44アキンデーレ・タイウォ・イダヤットが大活躍。5点リードを守って3Qを終えたが、桜花学園は4Qに入ると攻防が噛み合って逆転し73-68で勝利し、2年ぶり32回目の決勝進出を決めた。

精華女はまず#44イダヤットに入れて得点すると、直後にリバウンドから決める。

一方、桜花学園は#8勝部璃子の3Pシュートで初得点を奪うと、3試合連続ダブルダブルの#7イシボ・ディバインがプットバックに続いて、ミドルシュートを成功。さらに#9國武珂憐がコーナー3Pを決めて、先に10点に到達する。#44イダヤットの得点が続いた精華女は、#7森田栞名がレイアップで得点。残り5分で桜花学園の10-8となった。

桜花学園は、ボールマンにプレッシャーをかけることで、インサイドに簡単にボールを入れさせず。それでも#44イダヤット、#42ブバ・アイシャ・エジネは高さを生かして得点するが、桜花学園も3枚、4枚と付けて対応。トランジションから#8勝部、#4濱田ななの、#15水林夢翔らが得点。16-15で1Qを終えた。

2Q、精華女は#44イダヤットがシュート、リバウンドとゴール下で強さを発揮。23-16と逆転する。開始3分無得点だった桜花学園は、#8勝部のターンアラウンドショットでクォーター初得点。続いて、#7ディバイン、#4濱田の得点でなんとか1桁差をキープする。6点差で迎えた残り45秒、桜花学園は#8勝部がレイアップを成功させたが、すぐに精華女は#44イダヤットに入れて得点。それでも桜花学園は最後に#5山田桜来が左ウイングから3Pシュートを沈めて、精華女の36-33でハーフタイムを迎えた。

精華女は#44アキンデーレ・タイウォ・イダヤットがインサイドを支配した

3Q前半も一進一退の攻防が続き、1〜2ポゼッション差で精華女がリードする状況が続く。精華女は変わらず#44イダヤットに入れて得点。なるべく速いテンポで攻めてあとを追う桜花学園は、クォーター終盤、#6竹内みやが3Pシュートを決めると、その#6竹内のパスから#8勝部が3ポイントプレーを成功。3点差まで迫ったが、精華女は変わらず#44イダヤットに集めて得点し、55-51で3Qを終えた。

4Q開始直後、桜花学園は#4濱田が3Pシュートでクォーター初得点。さらに1点差にすると、#6竹内がペイントエリアに入ってジャンパーを決めて逆転する。それでも精華女は#44イダヤットに入れ続けてリードを奪い返す。

6点ビハインドとなったところで桜花学園は4ファウルの#7ディバインをコートに戻す。その#7ディバインの得点などで、残り6 分で2点差に。そして残り5分20秒、#4濱田がトップから3Pシュートを沈めて63-62と逆転。

4Q流れをものにして逆転した桜花学園

さらに桜花学園は直後に#4濱田が速攻を決めると、#6竹内のレイアップ、#7ディバインのシュートと連続得点。残り2分半で71-64とした。ここでタイムアウトを取った精華女が#44イダヤットに代えて投入した#42エジネがゴール下で得点。5点差にしたが、勢いに乗る桜花学園は#8勝部が右ショートコーナーからジャンパーを決めて7点差とした。

残り1分20秒、精華女は#44イダヤットを戻したが、得点につながらない。残り1分を切る中で、桜花学園は時間を使って攻めて逃げ切り。73-68で勝利し、2年ぶり32回目の決勝進出を決めた。

桜花学園は#8勝部がチームトップの21得点、3P4発の#4濱田が20得点、#7ディバインが14得点と3人が2桁得点。精華女は、#44イダヤットが57得点、21リバウンドというモンスタースタッツを残した。精華女はリバウンドでは42-34と上回ったものの、相手より10本多い17ターンオーバーと特に終盤にミスが増えてしまった。

明日の決勝(10:00〜)では、準決勝で岐阜女(岐阜)を下した日本航空北海道(北海道)と対戦する。

桜花学園が32回目の決勝進出!26回目の優勝に王手