冷凍食品に一手間加えて、夜のご馳走にする方法
おもてなしに冷凍食品を出すのも何ら恥ずかしくない、というところまで来ています。
冷凍食品は、おもてなし料理の素晴らしい助けとなります。とはいえ、箱から出してそのままでいいと言っているわけではありません。
冷凍食品を使うメリットは、冷食のクオリティがどんどん上がっていること、種類が豊富なこと、それに一番大変なところをやってくれていることです。
今やエアフライヤーの恩恵にも預かれますから、魚のフライやファラフェルボールは、正直言ってこれ以上ないほどの出来になります。
今回のコンセプトは、アイデアや食材でひと手間加えて、普通の冷凍食品を完璧な一品に仕上げるというものです。
冷凍食品をおしゃれなおもてなし料理にする方法
私が編み出した成功の方程式は、「冷凍食品+ソース+異なる食感」です。塩や刻んだピーナッツを振りかけてお洒落っぽい雰囲気を出すこともできますが、常に必要なものを入れているだけです。
酸味や塩味やスパイスなど、味のバランスを引き出すものとして、ソースを使ってみてください。
異なる食感を出すために使う食材は、シャキシャキした生野菜から、ホロホロしたチーズやしっとりとしたオリーブまで何でもありです。メインの食品とまったく違う食感を出すためのものです。
1. おしゃれフィッシュナゲット
フィッシュナゲットや魚のフライがお洒落になるなんて、誰も思わないかもしれません。魚の揚げ物系の冷凍食品で、外側がカリッとしているものであれば何でも大丈夫です。
冷凍食品をエアフライヤーに入れてカリッと揚げます。
その間に、赤タマネギをできるだけ薄くスライスします。
量はたくさん要りません。スライスした赤タマネギを小さな器に入れ、浸るくらいのお酢を入れて簡単にピクルスにします。

Credit: Allie Chanthorn Reinmann
お皿の上に「Melinda's Jalepeño Ranch」(ランチソースまたはドレッシング)を絵を描くようにお洒落に乗せます。
軽く冷ました魚のフライをソースの上に置き、赤タマネギのピクルスを各フライの上にひとつまみずつ飾りましょう。
2. ピリッとするファラフェルボール
ファラフェルは、地中海の味を取り入れる想像の幅があります。それに、外側がカリッとしているので、柔らかい食感のものをトッピングにしたくなります。
- ファラフェルボールをエアフライヤーに入れて、説明の指示通りに温める。
- その間に、半分に切ったプチトマトと塩味の黒オリーブを、必要な数だけ爪楊枝に刺す。
- 細かく切ったフェタチーズとプレーンヨーグルト1カップを混ぜて、ピリッとしたクリーミーなソースをつく流。
- ファラフェルが温め終わったら、お皿に乗せてヨーグルトソースを細かく線状にかけ流。
- もしくは、お皿の上にソースを乗せて、そのソースのベッドの上にファラフェルボールを乗せてもよし。
- 最後に、トマトとオリーブの爪楊枝をファラフェルボールに刺しましょう。

Credit: Allie Chanthorn Reinmann
3. 素敵な蒸し餃子
冷凍餃子はカリッと焼き上げるのもいいですが、私は蒸して食べるのも好きです。
そこにシャキッとした食感を加えるのに、サッと湯がいた青梗菜を乗り物のように餃子の下に敷きます。
酢醤油や、お手元の餃子のたれを散らしましょう。
そこにカリカリのフライドガーリックを加えて、できあがりです(申し訳ないのですが、写真を撮る前に食べてしまいました)。
4. 本格派の冷凍ピザ
ピザは、クラストにチーズ、ソースとすでに様々な食感がある大きなパイ。
これまでとは多少趣が異なります。遊び心を呼び起こすものだと思ってください。
私はTrader Joe'sの「Tarte aux Brie et aux Tomates」(マルゲリータのようなトマトとチーズのピザ)を使います。箱の指示通りに冷凍ピザを焼いたら、数分ほど冷まして、ルッコラをひとつかみと生ハムを乗せます。
真ん中に球状のブッラータチーズを置いて、切って開いたら、甘味と酸味のあるバルサミコ酢を少し散らしましょう。

本格派の冷凍ピザ
人を家に呼ぶのが好きなのに、料理はそこまで好きではないという人や、単に時間が足りない場合など、一から料理をつくる気にはなれないと思います。
トンカツや天ぷら、ロールキャベツをつくる必要はありません。冷凍食品コーナーで買ってきたものに、ほんのひと手間加えるだけで完璧です。