松山英樹 3m以内全部決めた! 6年前の雪辱果たす

優勝パターのクラフツマンを投入
◇メジャー最終戦◇全英オープン 2日目(18日)◇ロイヤルポートラッシュGC(北アイルランド)◇7381 yd(パー71)
97位スタートの松山英樹がこの日に奪ったのは5バーディ。パーで終えた11ホールも、惜しいバーディパットがいくつもあった。予選通過が危ぶまれる位置から5バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「69」で回り、通算1オーバー51位に順位を上げた。
1番から10m前後のバーディパットを“お先”に寄せてパー発進。2番(パー5)で6mを決めてバーディを先行させると、4番で6m、5番で4m前後を決めて連続バーディとした。1つ伸ばして迎えたバックナインは、11番で2mのバーディパットを決めてからはパーを重ねた。13番(パー3)は5mのチャンスが惜しくも入らず、16番(パー3)は10mのバーディパットがカップに嫌われた。

10ft以内のパットは100%
この日の10フィート(約3m)以内のパッティングは、15回打って1度も外さなかった。今週は米ツアー10勝目を挙げた、昨年8月「フェデックスセントジュード選手権」で使ったクラフツマン プロトタイプを投入。優勝パターがパフォーマンスに貢献した。

ティショットも好調
初日の後半から復調したティショットも調子をキープ。フェアウェイキープ率は71.42%(10/14)で、チャンスの量産につないだ。初日から調子を上げた分、伸ばしきれなかった悔しさは「当然ある」。ただ、今年と同じロイヤルポートラッシュ開催で予選落ちした2019年大会の雪辱はとりあえず果たした。

伸ばせなかった分は週末で
ホールアウト後には「あした金谷と一緒になりそうなので」と、同スコアだった東北福祉大の後輩・金谷拓実とのメジャー同組ラウンドを期待していたが、予選2日間同様に1組ズレた。それは残念だが、週末2日間でやることは多い。ショット、パットに手ごたえを感じながら「あとは結果につなげるだけ。頑張りたいと思います」。首位を走るシェフラーの背中を追いかける。(北アイルランド・ポートラッシュ/谷口愛純)