【東京ダービー】横山武「作戦の範囲内」レース後ジョッキーコメント
【東京ダービー】横山武「作戦の範囲内」レース後ジョッキーコメント
6月11日、大井競馬場で行われたダート三冠競争の第2戦・東京ダービー(交流G1・ダ2000m)は、断然の1番人気に推されたナチュラルライズが見事な逃げ切りを演じて二冠を達成した。2着にはクレーキング、3着には地方最先着のシーソーゲームが入った。
東京ダービー、レース後コメント
1着 ナチュラルライズ
横山武史騎手
「すごく人気していたので、勝ててホッとしています。能力には疑う余地がないと思っていたので、この馬の力をしっかり出し切ることだけを考えていました。ただ、難しい面のある馬なので不安もありましたが、こうして勝てて本当に良かったです。馬のリズムを大事にしようと考え、たとえハナになったとしても問題ないと、先生と話していました。作
戦の範囲内だったと思います。「馬が強い」という一言に尽きます」
伊藤圭三調教師
「勝てて、ほっとした気持ちが強いです。1800mから距離が伸び、1コーナーまでの距離が長かったため、馬が走りたがって先頭に立ってしまいましたが、最後まで頑張ってくれました。2、3番手の競馬をイメージしていたのですが、ジョッキーが臨機応変に乗ってくれました。前走はパドックも返し馬も少し入れ込んでいる感じがありましたが、きょうは落ち着いており、大きくのびのび歩き、返し馬も落ち着いて走っていました。明日、明後日で馬を確認をし、北海道に放牧に出す予定です。疲れを取って、また立ち上げていく調整になると思います。たくさんのお客様にナチュラルライズ応援していただき、勝てて良かったです。応援ありがとうございました」
ルメール「最後はグッドフィニッシュ
東京ダービー・クレーキングとC.ルメール騎手 (C)Hiroki Homma
2着 クレーキング
C.ルメール騎手
「馬場がウェットでグリップが効かなかったです。3、4コーナーで手応えはなかったけど、直線では良い脚を使ってくれて最後はグッドフィニッシュでした。前が止まりませんでした」
3着 シーソーゲーム
御神本訓史騎手
「自分の馬が良い競馬をするように乗った結果、うまくハマったかなという感じです。ペースも落としすぎず、流しすぎずで行けました。3コーナーで後ろが捲って来なければちょっといい勝負をしてくれるんじゃないかなと自分の目論見で乗った結果、馬場も相まってですけど、少し意地を見せれたかなと思います」
5着 カナルビーグル
吉村誠之助騎手
「少し返し馬から硬さもあって、競馬でもその辺りが動ききれないところがありました。道中抱えるところもなくて、3コーナー手前から追い出すような感じでかなりロングスパートになりました。流石に馬もしんどかったかなというところと、直線でも右手前のままだったので、返し馬で感じた左手前の硬さ、その辺りで左トモが使えてなかったのかなと思います。それでも良く走ってくれています。まだまだキャリアは浅いですし、よく頑張ってくれました」
レース結果、詳細は下記のとおり。
6月11日、大井競馬場で行われた11R・東京ダービー(Jpn1・3歳・ダ2000m)は、横山武史騎乗の1番人気、ナチュラルライズ(牡3・美浦・伊藤圭三)が快勝した。2.1/2馬身差の2着に2番人気のクレーキング(牡3・美浦・中舘英二)、3着に6番人気のシーソーゲーム(牡3・大井・藤田輝信)が入った。勝ちタイムは2:03.8(不良)。
単勝1.5倍の支持に応える
東京ダービー・ナチュラルライズと横山武史騎手 (C)Hiroki Homma
昨年創設されたダート三冠競走は、今年で2年目を迎えた。東京ダービーでは、羽田盃を圧勝した横山武史騎乗の1番人気・ナチュラルライズが快勝し、見事ダートクラシック二冠を達成した。レース前半はややかかり気味に進み、逃げる形でやや意外な展開に。それでも終始先頭をキープする形で勝負どころまで運ぶと、手応えを残して直線でもうひと伸びを見せた。2着以下に2馬身半の逃げ切りで力が違いすぎた。
ナチュラルライズ 6戦5勝
(牡3・美浦・伊藤圭三)
父:キズナ
母:レディマドンナ
母父:Distorted Humor
馬主:吉岡寛行
生産者:グランド牧場
【全着順】
1着 ナチュラルライズ 横山武史
2着 クレーキング C.ルメール
3着 シーソーゲーム 御神本訓史
4着 ナイトオブファイア 矢野貴之
5着 カナルビーグル 吉村誠之助
6着 フレンドローマ 鷹見陸
7着 ケンシレインボー 山中悠希
8着 スマイルマンボ 吉原寛人
9着 アメージング 田辺裕信
10着 プレミアムハンド 笹川翼
11着 カセノタイガー 野畑凌
12着 ミーヴァトン 町田直希
13着 ウィルオレオール 石川倭
14着 プローラーティオー 本橋孝太
15着 スキャロップ 吉井章
16着 テディージュエリー 増田充宏