県高校総体を前に 連覇を狙うサッカー男子 仙台育英

県高校総体は多くの競技で来月7日から始まるが、紹介するのは先週土曜日から始まったサッカー男子。初戦を31日に控えた去年の優勝校、仙台育英。連覇を目指し大会に臨む。

仙台育英多賀城校舎。選手たちは、初戦に向け調整に余念がない。

仙台育英サッカー部は全国から部員151人が集まる宮城を代表する強豪校。過去21回のインターハイ出場を誇る。

率いるのは就任16年目の城福敬監督。

毎年、速さを生かしたサッカーを展開するのが仙台育英の持ち味

今年はスーパースターこそ不在だが、選手たちの伸びしろに期待を寄せている。

城福監督

ミヤギテレビ ミヤギテレビ

「スピードがある選手、シュート力がある選手といった特徴がある選手がいるが個の能力がしっかり出る場面は(まだ)少ない。」「そこをしっかり伸ばしていくと例年になく面白いチームだと思う」

そのチームをまとめるのがキャプテンで小川陽海(はるみ)選手。1年生から全国の舞台を踏んでいる経験豊富なGKは県大会を勝ち抜く厳しさを口にする。

小川キャプテン

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「全国に行くまでにはすごく難しい試練が待っていてそういう苦しい所も乗り越えて立つ全国は人もいっぱい来るし立った時は高揚して自分を忘れるような感じで本当にテンションが上がる。」

まさに試練を乗り越えて全国行きを決めたのが去年の高総体。

利府との決勝は両者何度もチャンスを作るも、スコアレスでPK戦へ。大きな大会では初めてのPK戦だったという小川選手のPKストップもあり3年ぶりにインターハイ出場を果たした。

しかし、インターハイでは3回戦で準優勝した鹿児島の神村学園に6失点の大敗。だからこそ、今年の高総体は宮城での王座を守り、全国で借りを返すための挑戦と位置付ける。

小川キャプテン

「「次こそは食らいついてジャイアントキリング起こしてやろうかなと思っています。」「自分たちを過信しないで一戦必勝でしっかり泥臭く雑草魂を持って戦っていきます。」

城福敬監督

「3年生にとって最後」「是非最高の戦いをさせてあげるという方向でこの大会をチーム一丸となって迎えていきたい。」

仙台育英の初戦・2回戦はセイホクパーク石巻で、今週土曜日、古川学園と対戦する。