国民民主・榛葉幹事長、選択的夫婦別姓「方向性決まっていない」 産経記者に「安心して」

国民民主党の榛葉賀津也幹事長
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は25日の記者会見で、選択的夫婦別姓制度の導入を巡る党内議論について「方向性が決まっているわけではなく、だいぶ報道が先走っている。しっかりと丁寧に議論をしていきたい」と述べた。榛葉氏はこれまでも拙速な導入に慎重意見を示していた。立憲民主党は30日に民法改正案を衆院に提出するが、「他党と一緒に共同提出する考えはない」と断言した。
会見では産経新聞記者に「安心してください」と呼びかける場面もあった。
国民民主の男女共同参画推進本部(本部長・円より子衆院議員)は23日に夫婦の姓のあり方に関し、婚姻時に別姓を選ぶことができるとする案を軸に党内意見を集約する方針を確認した。最終的に榛葉氏や玉木雄一郎代表らが方向性を決定するが、榛葉氏は「大事なのは家族としての一体性をどう保つかということと、子供の姓の問題だ。国民の家族観に直結するので広範な国民の総意をつくり上げていくことが大事だ」と指摘した。
また、「現在の戸籍制度をなくすようなことは一切考えていない。国民全体が納得できるような方向性をともに考えていかなければならない」と強調した。