豪華寝台「四季島」スタッフ6人、シャンパンなど試飲超えの飲酒を数年間繰り返す

 JR東日本グループの旅行会社「JR東日本びゅうツーリズム&セールス」は13日、豪華寝台列車「トランスイート四季島」で、車内サービスを担当する従業員6人が数年にわたり、業務の範囲を超えた飲酒をしていたと発表した。

四季島のラウンジ(2018年4月)=塚本康平撮影

 同社によると、6人は乗客に提供するワインやシャンパンなどの品質管理のため、味を確かめる試飲を行う立場にあった。ところが、数年前から試飲目的ではなく、休憩中などにこれらの酒を飲むことを繰り返していたという。

桜並木沿いを走行するJR東日本の豪華寝台列車「トランスイート四季島」(4月10日、宮城県柴田町で)=永井秀典撮影

 今年1月に内部通報があり、同社の調査で発覚した。同社は6人を社内の規定に基づいて処分したといい、沢田博之社長は、月額報酬の30%を1か月分返上する。

青森駅に停車する四季島