大分で砂利運搬船とヨット衝突 70歳の男性医師死亡、海保捜索
ヨットと衝突した砂利採取運搬船「第38さだ丸」(手前)=13日午後0時59分、大分県津久見市沖(共同通信社ヘリから)
13日午前8時15分ごろ、大分県津久見市保戸島から北東約2キロの海上で、砂利採取運搬船「第38さだ丸」(492トン、長さ64.71メートル、5人乗り組み)とヨットが衝突したと佐伯海上保安署に通報があった。大分海上保安部によると、ヨットに乗っていたとみられる大分市の医師山本真さん(70)が付近の海上で救助されたが、死亡が確認された。運搬船の乗組員にけがはなかった。
大分海保などによると、ヨットは沈没した可能性があり、運搬船の船長は「(ヨットには)複数名が乗船していたようだが、詳細は不明」と説明。巡視艇などで捜索するとともに、ヨットの乗組員数などを調べている。
山本さんは10日、隣接する佐伯市で開かれたヨットレース大会に出場。関係者によると、山本さんは13日午前6時半ごろに佐伯市の港を単独で出航し、大分市の港へ向かったという。
運搬船を所有する鹿児島市の会社によると、船は津久見市の港で石を積み込む予定で、積み込み前に事故にあった。
当時の天候は晴れで、波は穏やかだった。
大分県津久見市沖でヨットと衝突した砂利採取運搬船「第38さだ丸」=13日午後0時45分(共同通信社ヘリから)
大分県津久見市保戸島沖の衝突現場
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