日本維新の会共同代表に選出された藤田文武氏の略歴は?政策は?

日本維新の会は8日、参院選の結果を受けて辞任した前原誠司共同代表の後任を選ぶ「国会議員団代表選挙」を行い、藤田文武(ふじた・ふみたけ)衆院議員を選出しました。このコラムでは藤田氏の略歴、政策を紹介します。

共同代表選挙には藤田氏のほか、松沢成文参院議員、斉木武志衆院議員の3人が立候補しました。国会議員59人のうち57人が投票し、結果は藤田氏49票、松沢氏1票、斉木氏7票でした。

藤田氏は大阪府出身、現在衆議院議員3期目

日本維新の会共同代表に選出された藤田文武氏の略歴は?政策は?

藤田氏は1980年12月27日生まれで44歳、大阪府寝屋川市出身です。

筑波大学体育専門学群を卒業後、大阪府内の公立高校の教員を経て、オーストラリアとニュージーランドへ留学し、スポーツマネジメントを学ぶ。帰国後は、スポーツ関連のベンチャー企業へ勤務。20代半ばで役員として企業経営全般に関わり、その後独立しました。

2012年に維新政治塾第1期生を経て、2017年衆院選(大阪12区)に日本維新の会公認候補として出馬するも落選。2019年の大阪12区補欠選挙で初当選を果たし、2021年、2024年と3期連続当選してきました。2021~2024年に党幹事長などの要職を務めました。

スローガンは「日本再起」

藤田氏は共同代表の選挙に際し、以下の公約を掲げました。

スローガンとして「日本再起」を掲げ、目指すべき方向性に「政策実現政党」、「改革保守政党」、「全国政党」の3つの目指すべき方向性を示しました。

日本維新の会公式チャンネルの配信より

具体的には、以下の取り組みを提案しました。

①調査会の機能強化

既存の調査会(▽皇室制度▽憲法改正▽安全保障▽経済成長戦略▽社会保障改革)に、「外国人問題と人口戦略調査会」と「統治機構改革調査会」の2つを新設。機能強化を図り、国対と連携してスピーディーに対応する体制の構築を提案

「外国人問題と人口戦略調査会」については、今まで維新が最も取り上げてきたという自負をもって骨太の政策提言を次の臨時国会までに示すといいます。

統治機構改革調査会は、党の結党理念に立ち返り、多極分散型の経済圏創出、首都機能の分散化に向けた具体化を急ぎます。

②広報の強化に向けた特別チーム編成

③党再生に向けた対話の強化

支部、党員に対して、共同代表自ら全国をまわって声をきく。党内の意見交換の場を増やす。

「一致結束して国会の中心軸を」、攻めの姿勢で党勢回復

同党にとって党勢の立て直しが急務とされる中で、吉村代表、藤田共同代表のもとで執行部が一新することになります。

藤田氏は当選後、今年の参院選の振り返りとして、同党が訴えてきた社会保険料を下げる改革は多くの政党が逃げてきたトピックだが、中長期的には日本に「確実に必要な改革」だと強調。「それを掲げて訴え、理解を求めてきた維新の会は必ず日本に必要な政党だと確信しました」と語りつつ、共同代表として「覚悟をもって、吉村代表をしっかりと支え、この国会議員団が一致結束して国会の中心軸をとっていく」との決意を語りました。

また、党勢回復に向けては守りに入らず、「攻め」の姿勢で臨むと強調しました。

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