孫興民、10年在籍のトッテナムを今夏で退団

孫興民、10年在籍のトッテナムを今夏で退団

【AFP=時事】サッカー、イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーに所属する孫興民は2日、10年を過ごした同クラブを今夏で退団すると表明した。

孫興民、10年在籍のトッテナムを今夏で退団

2015年にドイツ・ブンデスリーガ1部のバイヤー・レバークーゼンから北ロンドンに拠点を置くスパーズに加入した孫は、公式戦通算450試合以上に出場し、173得点を記録した。

5月には主将としてヨーロッパリーグのトロフィーを掲げたが、足のけがに苦しみ、その高い基準からすれば全体としては不調なシーズンを過ごした。

スパーズのプレシーズンツアーで韓国・ソウルに滞在している孫は、「会見を始める前に、この夏クラブを離れることを決めたとお伝えしておきたい」と述べ、「クラブはこの決定を尊重してくれている」と続けた。

孫興民、10年在籍のトッテナムを今夏で退団

感情的な姿を見せた孫は、移籍先について明言しなかったが、米メジャーリーグサッカーへの加入がうわさされている。

トーマス・フランク新監督が会見に列席する中で孫は、「私のキャリアの中で最も難しい決断だった。素晴らしい思い出ばかりだ。決断を下すのはとても大変だった」と語った。

孫興民、10年在籍のトッテナムを今夏で退団

「自分を奮い立たせるために新しい環境が必要だ。少しの変化が要る。10年は長い。23歳という若い年齢で、子どもとして北ロンドンに来た。大人として、誇り高き男として、このクラブを去る」

孫興民、10年在籍のトッテナムを今夏で退団

また、スパーズにとって41年ぶりの欧州タイトルとなったヨーロッパリーグ制覇が、自身の考えに「大きな役割」を果たしたと述べ、「欧州でタイトルを獲得したことで、可能な限りすべてを達成したように感じた」とし、「異なる環境でサッカーを経験したいかどうか、長い時間をかけて考え、何度も何度も自分自身と対話した」と明かした。

スパーズは3日に、ソウルでニューカッスル・ユナイテッドとの親善試合に臨む。(c)AFP

【翻訳編集】AFPBB News