新フロアで感触向上! 角田裕毅、夏休み前最後の1戦に臨む「次のレベルに到達するために、やることがまだある」
レッドブルの角田裕毅は、F1の夏休み前最終戦ハンガリーGPに向けて、「全セッションで安定したパフォーマンスを維持すること」が目標だと語った。
角田は前戦ベルギーGPで、予選からアップデート版のフロアを使えるようになり、一気にパフォーマンス向上。それまでの数戦はQ3に進出するのにも苦労していたが、7番グリッドを手にし、ウエットコンディションとなった決勝レース序盤もそのポジションを維持した。
しかし角田はインターミディエイトタイヤからドライタイヤに履き替えるタイミングが1周遅れ、大きく順位を落としてしまった。チームはフェルスタッペンと同時に角田のピット作業も行なうべく準備を整えていたものの、角田にそれを指示するのが遅れてしまったのだ。角田はレース後、この事態に大いに落胆。ローレン・メキーズ代表も「チームの責任だ」と認めた。
結果には繋がらなかったものの、パフォーマンスの面で角田は前進の兆しを見せているのは確か。ハンガリーGPの舞台であるハンガロリンクは、ベルギーGPの舞台だったスパ・フランコルシャンとは大きく特性の異なるサーキットではあるが、そこで好パフォーマンスを発揮できるかどうかは注目すべきところだろう。
「今週末、マシンにまた乗るのが楽しみです」
角田はチームのプレスリリースを介してそう語った。
「フロアをアップデートしたおかげで、予選中もその後も、とてもポジティブな感触でした。レースは計画通りにいかなかったですが、マシンのパフォーマンスは、夏休み前の最終戦に向けて、自信を深めることができました」
角田としては、ハンガリーGPで好結果を掴んで、束の間の夏休みに入りたいところだ。
「チームとしては順調に仕事ができています。でも、次のレベルに到達するためには、いくつか取り組むべきことがあります」と角田は続けた。
「今週末は全てのセッションでパフォーマンスを安定させ、良い形で夏休みに入れればと思っています」
なお昨年のハンガリーGPで角田は、決勝レースを唯一1ストップで走り切り、9位入賞を果たした。
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