フェルスタッペン、母国オランダGPは諦めの境地「以前と同じ問題で苦しんでいる……トップ5も厳しいかもね」

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1オランダGPの初日を終え、マシンの特性がザントフールト・サーキットに合っていないとして、土曜日以降も苦戦する可能性があると覚悟した。

 フェルスタッペンはオランダGPの初日FP1で6番手、FP2では5番手となった。順位としてはまずまずではあるが、今季これまで抱えてきた問題は解決できていないと語った。

 オランダはフェルスタッペンにとって母国。しかしそこで好結果を目指せるとは、考えていないようだ。

「特に変わったことはないね。相変わらず、同じ問題で苦しんでいる」

 フェルスタッペンは初日の走行を終えてそう語った。

「マシンに色々と試してみたけど、根本的な問題は改善していないようだ。だから、もう少し解決策が見つかるかどうか、ひと晩様子を見てみよう」

「でも、劇的に改善できるとは期待していない。とにかく、難しい状況になっていると思う。それにここのコースレイアウトも、マシンの問題に合わないだろうね」

 フェルスタッペンは、特にセクター2で苦しんでいると明かした。ザントフールト・サーキットのセクター2は、中低速コーナーの連続。これは、今季のレッドブルRB21が苦しんできたタイプのコーナーだ。

「セクター2が主な問題だね。ご存知の通り、第2セクターには長いコーナーがたくさんあるから、僕らにとってはあまり良くない」

「決勝では、トップ5に入るだけでもかなり大変だと思う。でもまあ、明日(土曜日)の結果次第だね」

 今回のオランダGPでは、相変わらずマクラーレンが速さを見せているものの、アストンマーティン勢も強力。ひょっとしたら、レッドブルを凌駕するだけでなく、マクラーレンに肉薄する速さを持っているかもしれない。

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