フェルスタッペンが語る、今季のマクラーレンの速さ「彼らは中速コーナーで圧倒的に速いんだ」
今週末から再開する2025年のF1。今季は残り10戦だが、シーズン前半の14戦ではマクラーレン勢が圧倒的な強さを見せており、ドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルの両方を手中に収める可能性が高いと見られる。
昨年まで4年連続でドライバーズタイトルを獲得していたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)をもってしても、ランキング首位のオスカー・ピアストリに97ポイントの差をつけられてしまっている状況。残りのレースでこれを覆すのは、不可能ではないものの簡単ではない。
特に夏休み前最後のレースとなったハンガリーGPでフェルスタッペンは、パフォーマンス的に大きく低迷。9位に入るのが精一杯だった。そのこともあってか、フェルスタッペンは残りのレースで、チャンピオンを狙うどころか、1勝することさえ難しいだろうと語っている。
そのフェルスタッペンは今季のマクラーレンの強さについて、次のように語る。
「マクラーレンのマシンは、タイヤのハンドリングの面で非常に優れているのは明らかだ。ウエットコンディション、特にインターミディエイトタイヤを履いている時には、それがより顕著になる」
そうフェルスタッペンは言う。
「インターミディエイトタイヤは非常に脆い。インターミディエイトタイヤはオーバーヒートしやすいんだ。でもマクラーレンは、その点をとてもうまくコントロールしている」
本来ならばウエットコンディションになれば、マシンの性能差よりも、ドライバーの腕が試される。しかしこのマクラーレンのマシンの特性により、差は縮まるどころか拡大してしまうというのだ。
さらにフェルスタッペンは、中速域のパフォーマンスが優れていると、マクラーレンに対して白旗を振っているかのような状況だ。
「彼らの中速コーナーでのパフォーマンスは、グリッド上の他のどのマシンと比べても驚異的だ」
そうフェルスタッペンは言う。
「マシンのリヤを失わずに、フロントアクスルだけを旋回させる様子も、実に驚異的だ。もちろん、僕らもそれを目指しているんだけどね」
ただ来季からはレギュレーションが大きく変わるため、いずれのチームも既に来季用の開発に注力。レッドブルはオランダにもいくつかのアップデートを投入する予定であるものの、マクラーレンとの差を埋めるほどの効果があるかどうかは疑問だ。
なおフェルスタッペンが指摘するマクラーレンの中速域での速さは、マクラーレンのチーム代表であるアンドレア・ステラも認める。その領域は、今のマクラーレンの強みにとってどれほど重要なのかと尋ねられたステラ代表は、次のように語った。
「答えは簡単だ。GPSデータを見るだけで、それに答えられる。他のチームと比較すると、マクラーレンは確かに中速コーナーの真ん中で速いことが、データから分かる。つまり、マックスの評価は正しいということだ」
しかしステラ代表は、マクラーレンの今のマシンに弱点がないわけではないとも考えている。
「まだまだ弱い部分がある。コプス(シルバーストン)やプーオン(スパ・フランコルシャン)のような超高速コーナーを見てみると、我々のマシンはそこでは最速ではない」
「低速のコーナーでも最速ではないかもしれないが、F1カレンダーにあるコーナーの大部分は中速だ。データに基づくと、我々のマシンは確かにそこで最速だ」
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