人への警戒心が強かった元保護犬子犬→徐々に家族になれて表情も豊かに成長!今では家族の「癒しの源」に
今は亡き先住犬の面影を持つ元保護犬のエピソード。
人への警戒心が強かった元保護犬子犬→徐々に家族になれて表情も豊かに成長!今では家族の「癒しの源」に
引用元:@fate_vow
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@fate_vowさんの愛犬・コンテくん(取材時・推定3才)。こちらは、一緒に暮らす先住犬ボゥくん(トイ・プードル)のオモチャを、隙を見計らってそっとくわえて運んでいたときのコンテくんの写真です。
この愛らしい姿をみせるコンテくんは元保護犬。生後推定半年の頃、飼い主さんのおうちにお迎えされました。
飼い主さんは、コンテくんをお迎えする前に愛犬のフェイトちゃん(バセンジー)を亡くした喪失感で悲しみに暮れていたのだそうです。そんなときに、Xで保護施設にいるコンテくんの写真を見かけ、その姿にフェイトちゃんの面影を重ねたのだといいます。
飼い主さん:
「かなり悩みましたが、そこから保護施設へ連絡し、コンテの保護の状況やトライアル等のお迎えの方法の説明を聞きました」
コロナ禍だったということもあり、通常とはイレギュラーな対応ではあったそうですが、無事にコンテくんをおうちにお迎えできたのだそうです。
コンテくんをお迎えしてからの日々
引用元:@fate_vow
こうして飼い主さんのもとにお迎えされたコンテくんですが、人になれていないコンテくんは人を怖がる気持ちが強く、ボランティアの方々からも脱走の可能性についてしっかり説明があったのだといいます。
飼い主さん:
「常に2本の首輪とリードを装着し、人の生活音全てに警戒するパニックに対応できるようにしていました。それでも警戒と恐怖が限界に達すると脱糞をよくしていました」
しかし、その一方で飼い主さん家族には順調に馴染んでいったそうで、飼い主さんは当時を振り返りこのように話してくれました。
飼い主さん:
「比較的家族への馴れは順調で、恐々ながらも受け入れをスムーズにしてくれたのではないかと感じて喜んでいました」
引用元:@fate_vow
コンテくんの成長には先住犬のボゥくんの存在が大きかったようで、飼い主さんはこんなコンテくんの様子を教えてくれました。
飼い主さん:
「ボゥの行動を見て『待て』『おすわり』のコマンドやトイレや歯磨きなど『人間と暮らすルール』を早くから順調に覚えてくれました」
今ではトイレに行きたいときには、飼い主さんの目を見て合図してくれるまでに成長したという、コンテくん。
まだ外の環境では恐怖が勝ってしまうこともあるそうですが、そんな中でも少しずつ変化はあるのだといいます。
飼い主さん:
「家の中でできても家族以外の人がいる環境では恐怖が勝ることが今でもありますが、よく会うご近所の散歩仲間の飼い主さんに対しては『人間の怖さ』は減ってきてるように感じています」
コンテくんはどんなコ?
引用元:@fate_vow
飼い主さん曰く、コンテくんは「ききわけがよく、優しいコ」なのだそうです。
人への恐怖はあるというコンテくんですが犬は好きなそうで、どんな犬にでもフレンドリーに接することができると飼い主さんは教えてくれました。
また、コンテくんにはこんな魅力もあるのだそう。
飼い主さん:
「表情がとても豊かであると思っています。行動も気持ちのまま表現してくれます」
「多くの喜びを感じてもらいたい」
引用元:@fate_vow
最後に、飼い主さんにとってコンテくんはどのような存在か、これからどのように過ごしていきたいかを聞きました。
飼い主さん:
「コンテは癒しの源です。
このコ達と穏やかに楽しく少しでも長く過ごしたいです。野犬として生まれたコンテには人との暮らしの中でも多くの喜びを感じてもらいたいと考えています」
写真提供・取材協力/@fate_vowさん/X(旧Twitter)
取材・文/COCO
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年7月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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