【カスハラ問題】セルフレジが悲鳴!「小銭は20枚まで」のルールを破る客と、店員が抱えるストレスの正体【作者に聞く】
小銭の大量投入はやめて!!セルフレジは一回20~30枚までです。
猛暑の夏はお家でのんびり漫画三昧…!夏休み特集として、2025年によく読まれた漫画をあらためて紹介!
スーパーのレジでアルバイトをしていた経験を持つ漫画家、狸谷さん(@akatsuki405)。彼女の実録漫画『チェッカー鳥海さん、レジまでお願いします』から「何事にも限度があるって話」というエピソードを紹介する。
セルフレジに大量の小銭はやめて
何事にも限度があるって話01
何事にも限度があるって話02
何事にも限度があるって話03
セルフレジは「紙幣、硬貨が無限に入ると思ってる人が多い」という。故障の原因になるため、狸谷さんは注意を促す漫画を描いた。
セルフレジに小銭を入れすぎてエラーが起きる問題は多い。「同一硬貨は20枚まで」とレジにテープで貼ってあっても、守れない人が多くいるようだ。エラーや故障を起こしたにもかかわらず、謝罪もなく「来てやってる」という態度を取る客に対して、同業者からは「マナーと節度はわきまえてくれ」という声が多数寄せられている。特に混雑時に機械を故障させたら、迷惑料を払ってほしいという声もある。
カスハラ防止条例と、漫画家の思い
2025年4月1日から東京都でスタートしたカスタマーハラスメント防止条例。これは、店員を怒鳴りつけたり、土下座を要求したりする行為を禁じるものだ。同時に、正当なクレームをカスハラだと決めつけて対応を拒否することも認められないと明記されている。
この漫画を描いた狸谷さんは、「スーパーや接客業の大変さを知ってほしいという思いや共感する読者の声も届いている」と話す。理不尽な目に遭って傷ついても、自分の漫画の糧になると思うと、立ち直りが早くなった気がするという。カスハラ防止条例によって、客と店員の双方が気持ちよく利用できるようになってほしいと願っている。
取材協力:狸谷(@akatsuki405)
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