ドライバーが不調なときは「こぶし2個分」手元と体を離してみて
ドライバーが不調なときは「こぶし2個分」手元と体を離してみて
スコア全体に影響してしやすいからこそ、ドライバーの不調は早く克服したいですよね。今回は阿河徹コーチにドライバーの不調の原因と直し方を教えていただきました。
【苦手克服ドライバー編】調子を取り戻すセットアップ
クラブのなかでももっとも長いのがドライバー。当然、ボールと体の距離ももっとも離れる形になるが、ボールに近づいて立つ人が多く、その結果、調子が悪くなることも。
ドライバーショットが不調の人は、手元と体の距離を離してみよう。
近くに立つのはNG手元と体の距離はこぶし2個ぶんは離す
クラブヘッドをボールに当てる気持ちが強いと、どうしてもボールに近づいて立とうとします。ボールの近くに立つと、スイング軌道がタテ振りとなり、ロフトが立った状態でインパクトを迎えます。これだとボールが上がらず、キャリーが伸びません。
ボールを飛ばしたいなら、ボールから少し離れて立ちましょう。グリップエンドと体の間に、最低でもこぶし2個ぶんは入るぐらいのスペースを作ります。スイング軌道が飛球線後方から見て、45度ぐらいになるので、ボールが高く上がって飛距離をかせげます。
両手の位置は肩の真下ではない!
ドライバーショットの正しいアドレスは、両手は肩の真下にこない(○)。肩の真下に両手がくる構え(×)は前傾角度が深くなりすぎ。両手も体に近すぎるので、スムーズにクラブを振ることができず、飛距離が伸びない
手元を離して45度の軌道で振る
ドライバーショットでは、最低でも手元と体の距離をこぶし2個ぶんは空ける。また、ボールから離れて立つとスイング軌道が45度ぐらいになり、キャリーが伸びる弾道で飛距離をかせげる
レッスン=阿河徹
●あが・とおる/1976年生まれ。米国にてゴルフスイング理論、ゴルフ経営学を学ぶ。UFGTF資格取得。帰国後、内藤雄士ゴルマスクールにてレッスン活動を行なう。2012年独立後、男女ツアープロのコーチとしツアーに帯同。50人以上のプロゴルファー、3万人以上のアマチュアゴルファーを指導している。
構成=山西英希、編集部 協力=井山ゴルフ練習場、船橋カントリークラブ、富士平原ゴル