赤ちゃんの食物アレルギー予防法とは?「早く食べ始める」以外の重要点をアレルギー専門医が解説

「早く食べ始める」だけでは足りない理由, 皮膚を治すのが先?アレルギーを防ぐ体の仕組み, 始め時はいつ?見逃したくない赤ちゃんのサイン, 頻度と期間が鍵!?ピーナッツ週3回、卵は毎日という研究結果。, 今日からできる!安全に続けるためのヒント

赤ちゃんの食物アレルギー予防法とは?「早く食べ始める」以外の重要点をアレルギー専門医が解説

小児科の研修医として奮闘中の A 先生。最近、海外の学会から発表される食物アレルギー予防の新しい指針に目を通すたび、ある種の混乱を感じていました。

A 先生「うーん…最近は、離乳食に“アレルギーの原因になりやすい食品も早めに始めよう”が常識になったって聞くけど、社会実装をしたオーストラリアの研究では予防に効果なし…か…[1]。どうすればいいんだろう…」

たくさんの情報が、かえって彼を悩ませていました。その様子を見て、指導医の小児アレルギー専門のほむほむ先生が声をかけます。

ほむほむ先生「A 先生、良い点に気づいたね。先生がみた研究結果などから、オーストラリアの最新ガイドラインだとピーナッツや卵は『週2回』、アメリカの指針ではピーナッツは『週3回以上』が目安、イギリスは『ふだんの食事の一部として継続的に』って書くようになったんだ[2] [3]。世界中のガイドラインが細かい部分で違うから、混乱する気持ちもよく分かる。でもね、大切なのは表現の違いじゃなくて、その奥にある共通したメッセージなんだ。今日はその一番大事な部分を解き明かしていこうか。」

本記事を最後まで読めば、

・なぜ、食物アレルギーの発症予防に「早く食べ始める」だけでは失敗しやすいのか ・皮膚のケアがアレルギー予防に繋がる理由 ・アレルギー予防の「頻度」と「期間」がなぜ重要なのか

これらの疑問にお答えできるよう執筆しました。

「早く食べ始める」だけでは足りない理由

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ChatGPTで作画

A 先生「ほむほむ先生、最近の食物アレルギー予防では、原因になりやすい食べ物も離乳食で早く始めた方が良い、という『早期導入』が常識になっていますよね。私もそのように説明しているのですが…[4]」

ほむほむ先生「うん、その通り。かつては原因食物を遅らせるのが一般的だったけれど、ここ10年ほどで考え方は180度変わった。A 先生が学んでいる通り、『早期導入』が新たなスタンダードになっていると言えるよ[2][3][5]。」

A 先生「はい。ただ、最近の論文やガイドラインを読んでいると、単に『いつ始めるか』というスタートラインの話だけじゃなくて、『どれくらいの頻度で』『どれくらいの期間続けるか』という、その後の“走り方”も重要なんじゃないかと感じていまして…」

ほむほむ先生「まさにそこが、近年の質の高い研究で明らかになった最も重要なポイントなんだ。有名な研究に、ピーナッツに関する『LEAP(リープ)研究』や、鶏卵に関する日本の『PETIT(プチ)研究』があるんだけど、これらがその“走り方”の重要性を示しているんだよ[6][7]」

皮膚を治すのが先?アレルギーを防ぐ体の仕組み

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A 先生「なるほど…。その背景には、どんな体の仕組みがあるんでしょうか?」

ほむほむ先生「それを説明するのにピッタリなのが、『二重アレルゲン曝露仮説』という考え方なんだね。要はアレルゲンが体に入る“入口”によって、体の反応が全く変わるという話なんだ[8]」

A 先生「二つの入口、ですか?」

ほむほむ先生「そう。一つは皮膚という入口。例えば、湿疹などで皮膚のバリア機能が弱っていると、家の壁に穴が空いているようなもの。そこから食べ物のカスなんかが“招かれざる客”として侵入してしまう。すると体は『敵が来たぞ!』と勘違いして、攻撃準備を始めてしまうんだ。これが経皮感作。一方で、もう一つの入口である腸は、もともと食べ物を“お客さん”として迎え入れる場所だよね。適切な時期に口からきちんと食べ物として招き入れると、免疫システムが『これは食べ物だ、仲間だよ』と学習して、攻撃しないように覚えてくれる。これを経口免疫寛容と呼ぶんだ[8]」

A 先生「へええ…!つまり、正面玄関(口)からちゃんと迎え入れれば“お客さん”として歓迎されるのに、壁の穴(皮膚)から勝手に入ってくると“不審者”として認識されてしまう、というイメージでしょうか?」

ほむほむ先生「その通り!まさにそのイメージだよ。だからこそ、皮膚から不審者として認識される前に、正面玄関から『どうぞこちらへ』と招き入れてあげることが、アレルギー予防に繋がるんだ。実は最近、その考えを裏付ける非常に興味深い日本の研究報告があってね。乳児湿疹ができた早い段階から、全身の皮膚を積極的にしっかり治療してあげたグループは、そうでないグループに比べて、卵アレルギーになる子が明らかに少なかったんだ(PACI 試験)[9]。つまり、壁の穴(皮膚)をしっかり修理しておくことが、正面玄関(口)からお客さんを安全に迎えるための、とても重要な下準備になる、ということさ」

A 先生「なるほど…!食べる話の前に、まず皮膚を健康に保つことが大前提なんですね。なるほどなあ…」

始め時はいつ?見逃したくない赤ちゃんのサイン

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A 先生「では、その『適切な時期』、つまり正面玄関に招き入れるタイミングは、具体的にいつ頃なんでしょうか? 親御さんが一番知りたいポイントだと思います」

ほむほむ先生「そうだね。食物による可能性があるけど、一般的には、生後5〜6か月頃が目安とされている [9]。もちろん月齢だけじゃなく、赤ちゃんの“準備OK!”のサインを見逃さないことが大前提だよ。首がしっかりすわって、支えてあげれば座れるようになったり、食べ物を見てよだれが出たり、食べ物をいれても舌で押し出さないようになっているかなど、そういうサインだね [10]」

A 先生「以前、健診で『湿疹がひどくて、怖くて離乳食を始められないんです』と相談されたことがあって…。早く始めた方がいいと分かっていても、不安で一歩が踏み出せない方も多いんですよね。」

ほむほむ先生「もちろん、湿疹は良くしてから始めるべきだから、かかりつけ医に相談したほうがいいよね。赤ちゃんはスキンケアやステロイド外用薬を専門医の指導通りに使用すれば、まずは安定させやすい年齢だからね。今は生後3ヶ月から使用できるステロイド外用薬以外の炎症を抑える薬もあるし。オランダの研究では、ピーナッツの開始が生後8か月以降に遅れると、特に湿疹が重い子では、初めて食べた時にアレルギー反応が出てしまうリスクが数倍高くなるという報告もあるんだ [11]。だからこそ、僕たち専門家が皮膚の治療をしっかりサポートした上で、『皮膚を早く改善させて、準備が整ったら、できるだけ早めに始めてみましょう』と背中を押してあげることも大切なんだよ。ただし、量は少なめでね。」

頻度と期間が鍵!?ピーナッツ週3回、卵は毎日という研究結果。

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A 先生「そして、今日の本題である『頻度』と『期間』ですね。ここが一番、僕もまだ知識が曖昧で…」

ほむほむ先生「うん、ここが肝心なところだよね。先ほど名前を挙げた LEAP 研究は、このテーマの最初の大きな研究なんだ。そのときは、『早期に始める』ことがクローズアップされていたんだけど、多くの人がもうひとつ重要な点を見逃していたんだ。実はその最初の研究はすでに答えを示唆してくれていたんだよ。この研究では、ピーナッツアレルギーのリスクが高い赤ちゃんを集めて、生後4か月から11か月の間にピーナッツを食べ始めるグループと、完全に避けるグループに分けたんだ。重要なのはここから。食べるグループは、その後も週に3回以上、合計でピーナッツバター小さじ2杯分相当の量(約6g)を、なんと5歳まで続けたんだ。」

A 先生「しゅ、週3回! しかも5歳までですか!? それは…かなり大変そうですね。」

ほむほむ先生「そう、大変に思うかもしれない。でもその結果は驚くべきもので、5歳になった時点でピーナッツアレルギーを発症した子の割合は、避けていたグループと比べて約8割も少なかったんだ。」

A 先生「8割も! それはすごい効果だ…たまに少量あげるだけじゃダメで、ある程度の頻度で、長期間続けることで初めて、体が『これは安全な食べ物だ』としっかり覚えてくれる、ということなんですね。」

ほむほむ先生「その通り。そして、鶏卵に関する日本の PETIT 研究も、同じメッセージを伝えてくれている。こちらは湿疹のある生後6か月の赤ちゃんを対象に、固ゆでした卵の粉末を本当にごく少量(0.2gほど)を毎日食べてもらうグループと、食べないグループを比較したんだ。その結果、1歳時点での鶏卵アレルギーの発症率は、毎日食べたグループの方が約8割低かったんだ。」

A 先生「鶏卵でも、やはり『継続は力なり』なんですね。少量でもコツコツ毎日続けることが鍵、と…。なぜそんなことになるんでしょう?」

ほむほむ先生「そうだね、『すこしずつ食べるという方法』は、『少しずつ英語の勉強をして身につけていくというような方法』とも言えるんだ。たとえば、赤ちゃんのときに海外に数回旅行に行って英語に触れさせたからと言って英語がしゃべれるようになるとは言えないだろう?小さいときに簡単な言葉に毎日触れることでだんだん身についていくものだよね。少しずつ頻回に食物に慣らしていくことが重要といえる理由になるだろうね。」

A先生「なるほどなあ…。でも先生、5歳は難しくても、例えば1歳くらいでやめてしまったら効果は薄れてしまうんでしょうか?」

ほむほむ先生「核心を突く質問だね、A 先生。実は、卵の導入を1歳以降に遅らせた子は、12歳になってもアレルギーのリスクが高いという長期的な追跡調査の結果があるんだ[12]。つまり、離乳期のほんの数か月、数年の食生活が、その子の将来にまで影響する可能性があるってことだね。だからこそ、できるだけ頻度を高めに『続ける』ことが予防になるんだろうと思うよ」

今日からできる!安全に続けるためのヒント

「早く食べ始める」だけでは足りない理由, 皮膚を治すのが先?アレルギーを防ぐ体の仕組み, 始め時はいつ?見逃したくない赤ちゃんのサイン, 頻度と期間が鍵!?ピーナッツ週3回、卵は毎日という研究結果。, 今日からできる!安全に続けるためのヒント

ChatGPTで作画

A 先生「ピーナッツ週3回、加熱卵は毎日少量…。理論はよく分かりましたが、実際に家庭で続けるとなると、ちょっと湿疹が出ただけでも怖くて中断してしまう親御さんも多いんじゃないでしょうか」

ほむほむ先生「A 先生の言う通りだね。実際、予防研究でも、途中で湿疹が出たり赤ちゃんが食べるのを嫌がったりして、継続が難しくなるケースが課題として報告されているんだ[13]。だからこそ、無理なく安全に続ける工夫を伝えるのが我々の役目だよね。」

A 先生「具体的にはどんな工夫がありますか?」

ほむほむ先生スキンケア自体を並行して行うことがまず大事だよね。皮膚のトラブルがまったくない赤ちゃんも少数派だろうし、湿疹がでてしまうと毎日のように食べている食事のせいじゃないかと考えやすいのも無理はないよね。スキンケアをしていれば、そのリスクは最小限になるからね。そして安全が最優先に考えれば、例えばピーナッツなら、砂糖の入っていないピーナッツバターをお湯やおかゆで溶いて滑らかにしたり、鶏卵なら固ゆでした卵の黄身や白身を、耳かき1杯から試したり。気道にはいってしまわない形状と、ごく少量から始めるのが鉄則[14]。もちろん、1歳未満のハチミツは避ける、といった離乳食の基本ルールは必ず守ってもらう必要もある [15]。とはいえ、『絶対食べられないんだけど、食べられるようになりたいんです』と言われても、『英語の勉強は絶対嫌なんですけど、英語をしゃべれるようになりたいんです』と言われても難しいともいえるから、食べ続けることはやっぱり大事だよね。」

A 先生「それはそうですよねえ…(笑)。あと、特定の食品だけでなく、色々な食品を経験する『多様性』も大事だと聞きました。これも関係ありますか?」

ほむほむ先生「いい質問だね。関係があると考えられているよ。最近の研究で、早い時期から色々な食材を食べている赤ちゃんの方が腸内細菌の種類が豊かになって、結果的に卵アレルギーになりにくかった、という報告もあるくらいさ [16]。一つの食材に固執するのではなく、様々な食べ物に触れること自体が、免疫システム全体のバランスを整えることに繋がるんだ」

A 先生「ありがとうございます! ただ早く始めれば良いという単純な話じゃない、その後の継続的な関わりがいかに大切かが、腑に落ちました。」

ほむほむ先生「それは良かった。最後に一つだけ、とても大事なことを付け加えておこう。今日話したことは一般的な情報であって、一番大切なのは、赤ちゃんの個性に合わせて進めること。特に、もともと重い湿疹がある子や、すでに何らかのアレルギーを疑う症状がある場合は、自己判断で進めるのは絶対に禁物だ。必ずかかりつけの先生やアレルギー専門医に相談して、安全な進め方を確認してほしい」

A 先生「はい! 安全第一ですね。本日はありがとうございました!」

まとめ

「早く食べ始める」だけでは足りない理由, 皮膚を治すのが先?アレルギーを防ぐ体の仕組み, 始め時はいつ?見逃したくない赤ちゃんのサイン, 頻度と期間が鍵!?ピーナッツ週3回、卵は毎日という研究結果。, 今日からできる!安全に続けるためのヒント

筆者作成

アレルギー予防は「まず皮膚ケア、そして適切な時期」から

食物アレルギー予防の第一歩は、闇雲に早く始めることではありません。まず湿疹などの皮膚トラブルがあればしっかり治療し、皮膚のバリア機能を整えることが大前提です。その上で、赤ちゃんの首がすわり、食べ物に興味を示すなどの発達サインを確認しながら、生後5〜6か月頃を目安に開始しましょう。赤ちゃんの「食べたい!」という気持ちと体の準備が整うタイミングを見極めることが、安全で効果的な予防に繋がります。

最重要ポイントは「頻度」と「期間」! 継続こそが力なり

予防効果を最大化する鍵は「継続」です。ピーナッツなら週2〜3回以上、鶏卵なら毎日少量など、LEAP 研究や PETIT 研究で示されたように、定期的かつ長期的にアレルゲンを摂取し続けることが、体を慣れさせアレルギー反応を抑える経口免疫寛容を育てます。たまに頑張るより、少量でも続けることが大切と考えられます。この離乳期の習慣が、将来の健康にまで影響する可能性があることも報告されています。

安全第一!自己判断せず、不安な時は専門家と二人三脚で

家庭で離乳食を進める際は、窒息を防ぐために滑らかな形状に調理するなど、安全への配慮が不可欠です。特に、重い湿疹がある、家族にアレルギーを持つ人がいるなど、少しでもリスクが高いと感じる場合や、進め方に不安がある場合は、絶対に一人で悩まないでください。必ずかかりつけの医師やアレルギー専門医に相談し、赤ちゃんとご家族にとって最適な方法を一緒に見つけましょう。

参考文献

[1] Soriano VX, Peters RL, Ponsonby A‑L, et al. Association between earlier introduction of peanut and prevalence of peanut allergy in infants in Australia. JAMA 2022; 328:48‑56.

[2] Australasian Society of Clinical Immunology and Allergy. ASCIA guidelines for infant feeding and allergy prevention. Updated 2024. Accessed August 10, 2025. https://www.allergy.org.au/hp/papers/infant-feeding-and-allergy-prevention

[3] Allergy UK. Peanut allergy quick guide – once introduced, continue 1–2 teaspoons 2–3 times per week. Published 2022. Accessed August 10, 2025. https://www.allergyuk.org/resources/peanut-allergy-quick-guide

[4] Food Allergy Research & Education. Food Allergy Management and Prevention Support Tool – Preventing Peanut Allergy. Accessed August 10, 2025. https://www.foodallergy.org/research-innovation/accelerating-innovation/early-introduction-and-food-allergy-prevention

[5] National Institutes of Health. Regular peanut consumption from infancy until age 5 markedly reduces peanut allergy risk: results from the LEAP and LEAP‑Trio trials. Published 2024. Accessed August 10, 2025.

https://www.nih.gov/news-events/news-releases/introducing-peanut-infancy-prevents-peanut-allergy-into-adolescence

[6]Du Toit G, et al. Randomized trial of peanut consumption in infants at risk for peanut allergy. N Engl J Med 2015; 372:803-13.

[7]Natsume O, Kabashima S, Nakazato J, Yamamoto-Hanada K, Narita M, Kondo M, et al. Two-step egg introduction for prevention of egg allergy in high-risk infants with eczema (PETIT): a randomised, double-blind, placebo-controlled trial. The Lancet 2017; 389:276-86.

[8]Lack G. Epidemiologic risks for food allergy. Journal of Allergy and Clinical Immunology 2008; 121:1331-6.

[9]Yamamoto-Hanada K, Kobayashi T, Mikami M, Williams HC, Saito H, Saito-Abe M, et al. Enhanced early skin treatment for atopic dermatitis in infants reduces food allergy. Journal of Allergy and Clinical Immunology 2023.

[10] Centers for Disease Control and Prevention. When, what, and how to introduce solid foods. Published March 20, 2025. Accessed August 10, 2025. https://www.cdc.gov/infant-toddler-nutrition/foods-and-drinks/when-what-and-how-to-introduce-solid-foods.html

[11] Verhoeven D, Clark AT, et al. Age ≥8 months and severe eczema are risk factors for reactions to peanut at first introduction. Pediatr Allergy Immunol 2023; 34:225‑7.

[12] Martone GM, Shreffler WG, et al. Delayed egg introduction beyond infancy and increased egg allergy risk in childhood. Pediatr Allergy Immunol 2023; 34:1154‑62.

[13] Perkin MR, Logan K, Tseng A, et al. Factors affecting adherence in the Enquiring About Tolerance (EAT) study: feeding difficulties, early eczema and sociodemographic factors. Nutrients 2019; 11:2131.

[14] Centers for Disease Control and Prevention. Choking hazards and safe food preparation for infants. When, What, and How to Introduce Solid Foods. Published March 20, 2025. Accessed August 10, 2025. https://www.cdc.gov/infant-toddler-nutrition/foods-and-drinks/when-what-and-how-to-introduce-solid-foods.html

[15] Van Horn NL, Shah M. Infantile botulism. In: StatPearls [Internet]. Treasure Island (FL): StatPearls Publishing; 2025. Accessed August 10, 2025. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK493178/

[16] Lee S‑Y, Kim B‑J, et al. Dietary diversity during early infancy increases microbial diversity and prevents egg allergy in high‑risk infants. Allergy Asthma Clin Immunol 2022; 18:56.