【朗報】ニシキヤキッチンの「カレーライスのために設計されたスプーン」なら、平皿でもカレーを食べやすい!
レトルトカレーといえば、無印良品を思い浮かべる人が多いはず。カレーだけでも40種類以上を取り揃えており、そのほかにも加熱調理でカンタンに食べられるレトルト商品を多数販売している。バターチキンカレーの火付け役といっても過言ではないだろう。
「レトルトカレー = 無印」の考えに異論はないのだが、あえて私(佐藤)は「ニシキヤキッチン」を推したい。無印に負けず劣らず種類豊富で味も良いのだ。そんなニシキヤはカレーライスのために設計されたスプーンを販売している。レトルト専門店のカレースプーン、その使い心地をたしかめたところ、平皿でもカレーを食べやすいと判明した!
・レトルト専門店
ニシキヤキッチンは、宮城・仙台市の「株式会社にしき食品」のブランドである。1939年創業で1975年よりレトルト食品の製造を開始。2011年に「にしきや」ブランドと立ち上げて、2021年より「NISHIKIYA KITCHEN(ニシキヤキッチン)」として展開している。
スーパーやデパートの催事販売を行う共に、直営店の運営も行っている。宮城県に5店舗、それから東京・自由が丘にも店舗を構えている。
ちなみに宮城県にはレトルト商品を店内で調理して提供する、イートインのお店もあるそうだ。私の訪ねた自由が丘店では、商品を購入することしかできないけど、試食には対応している。
さて、入店すると、看板商品のカレーを中心にカレー・スープ・パスタソースなど100種類ものレトルト商品がキレイに並べられている。店の雰囲気は食料品店というよりも、雑貨店に近いかも。可愛らしいパッケージデザインと、ウッディな店の設えがよく合っている。
どれを買おうかと品定めしていたところ、さっそくお店の方が試食のひと口カレーを持ってきてくれた。これは冷やして食べる「冷製レモンクリームチキンカレー」とのこと。
冷たいのにしっかり酸味がきいている。ニシキヤといえば、レモンカレーが有名なのだが、その冷製版がコレか。思った以上にレモンしてるな。
・購入商品
実は最近、近所の輸入食料品店でニシキヤの「黒コショウ香る北インドのマトンカレー」を食べた私は1発で味が気に入って、ほかのものもの食べたいと思い、この直営店を訪ねたのであった。
さらにニシキヤの世界に足を踏み入れるには、何を食べるべきか? 真剣に悩んだ末にこんなに買い物してしまったのである。このうち1つは、LINEのお友達登録のプレゼントクーポンで頂いたものだ。
まず最初に紹介したいのは、インドシリーズの「スパイシートマトビーフカレー」(税込590円)だ。これは、毎日放送「サタデープラス」のひたすら試してランキングで全体の味部門で1位(総合5位)を獲得している。
それから同じくインドシリーズの「クリーミーバターチキンカレー」(税込490円)だ。
続いて、クリエイティブシリーズの「レモンクリームチキンカレー」(税込490円)、「ハニージンジャーポークカレー」(税込520円)、「ゴルゴンゾーラビーフカレー」(税込590円)。
そしてカレーだけでなく、スープの味も知りたかったので、ベーシックスープシリーズの「冷製えんどう豆のポタージュ」(税込390円)である。
プレゼントクーポンで頂いたのは、ベーシックスープシリーズの「コーンポタージュ」だ。
購入時にはニシキヤが発行している小冊子「キッチン」もついてきた。内容は読み物が充実していて、無料配布の冊子の割にかなりしっかり作られていて驚いた。その内容からカレーに対するアツい想いが伝わってくるようだ。
それからニシキヤオリジナルのカレーのために設計された「カレースプーン」(税込690円)である。種類豊富なレトルトカレーもさることながら、店頭で見つけたこっちの方が気になってしまった。メーカーの作る専用スプーンは、食べやすいのだろうか?
設計上、3つのポイントを設けており、1つは米粒をすくい易いこと。もう1つはなだらかな曲線でどこからでもすくい易いこと。そして最後にへこみを浅くしてあることなのだそうだ。
実物を見ると、パッと見は一般的なスプーンと変わらないようなのだが……。
横から見ると、たしかにへこみが浅い。それからへこみにフチがない。これなら平らな皿にカレーを盛ってもすくい易いかも。
「CURRY ONLY」とのことだけど、まあできる限りカレー専用として使うように心がけよう(実際はほかのものにも使っちゃうと思うけど……)。
・カレーとカレースプーンの実力
スプーンの使用感をたしかめるために、レモンクリームチキンカレーを食べるとしよう。ニシキヤの定番でありながら、いまだその味を知らなかったので、まずはコレを食べないとね。
湯せんして、ご飯を盛ったお皿に流し込むと、カレーソースはかなり黄色。戦隊ヒーローものの先駆け「ゴレンジャー」で、キレンジャーが食べていたカレーライスくらい黄色いな。
ではさっそくカレースプーンで口の中に放り込むと、見た目ほどレモン感は強くない。お店で試食した冷製レモンカレーよりも、酸味は優しいな。それで後味はほんのり甘い。
レモンクリームカレーなので、クリームの甘さが酸味をほどよく抑えているのかも。意外と優しい味なので、子どもでも安心して食べられそうだ。
全体的に優しい味で、なおかつあっさりさっぱりしているので、食欲のない時にでも美味しく食べられそう。
個人的には味が軽くて少し物足りない気がしたので、ウスターソースを軽く回しかけて、味を引き締めても良いかも。ソーセージやサラミなどの旨味の強いものを合わせても良さそうだ。
スプーンの使い心地は申し分ない。あえて平皿に盛って食べてみたのだが、ご飯が少なくなってもソースをちゃんとすくい上げることができる。それから浅いへこみなので、口にもすんなり入って食べやすい。
世の中のカレー専門店は、スプーンを全部コレにした方がいいんじゃないかな。食べにくいスプーンのお店もあるので、ぜひ導入して頂きたい。
なお、これら商品はすべてオンラインショップで購入できる。お試しセットもあるようなので、気になる人は購入してみてはいかがだろうか。
・今回訪問した店舗の情報
店名 ニシキヤキッチン 自由が丘店
住所 東京都目黒区自由が丘2丁目8-17
時間 11:00~19:00
定休日 なし
参考リンク:ニシキヤキッチン、株式会社にしき食品、サタプラ「ひたすら試してランキング」
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24