炎天下の大阪・関西万博に編集者が持参した「リアルな持ち物」。5㎏超えの取材バッグの中身とは?

大阪・夢洲(ゆめしま)で10月13日まで開催中の「大阪・関西万博」。テレビや新聞はもちろん、SNSでも連日投稿があふれ、大きな話題になっています。そこでESSEonline編集部員も現地取材を敢行。気温35℃超の炎天下で実際に持参したリアルな「持ち物」をレポートします。

30代・編集部員のバッグの中身。スマホはストラップをつけて首からぶら下げて行きました

この記事のすべての写真を見る

取材道具、暑さ・日焼け対策…気づけばカバンがパンパン

記録的な猛暑が続いた今年の8月。取材当日も気温は高くなる予報のため、熱中症対策はもちろん、日焼け対策も欠かせません。

熱中症・日焼け対策アイテム

ということで、帽子や日傘、日焼け止めといった基本的な対策グッズはもちろん、塩分タブレットや冷タオルなど、夏場ならではのアイテムも投入しました。

さらに、汗のにおい対策として汗ふきシートも携帯。日傘と帽子、メガネ以外は巾着にひとまとめにして、取り出しやすいカバンの上の方に入れておきました。

●制汗スプレーなどは持ち込みできるの?

ここで気になったのが制汗スプレーなどの“スプレー類”について。公式サイトでは「ビン・缶の飲料は持ち込み禁止」と記載されているため、もしかすると持ち込みに不安に感じるかもしれません。

そこで、日本国際博覧会に問い合わせて確認したところ、持ち込みが禁止されているのは、ビン、缶類の飲料、催涙スプレーといったもの。そのほか、人の身体に害を及ぼし、または人に不快感を与える原因となるものもNGとのことです。

つまり、制汗・日焼け止め・虫よけなどのスプレー類は持ち込みは可能。ただし、持ち込みの際は、スプレー缶等の点検のため、入場時に目視点検後、X線検査装置で検査が実施されます。スムーズに入場するため、あらかじめカバンの取り出しやすい位置に入れておくとよさそうです。

もし荷物で気になることがあれば、公式HPの「よくあるご質問」に掲載されているので、こちらも参考にしてみてくださいね。

●持って行って助かった「長袖」

トートバッグ、タオルはポケットに入れるほかに予備で1枚

今回活躍した意外なアイテムが、ユニクロの「エアリズムUVカットフルジップパーカ」です。ポケット裏側から折りたたんでコンパクトに収納できるだけでなく、エアリズム素材+UVカット機能という優れもの。

「長袖は荷物になるのでは…?」と、最後まで悩みつつも“念のため”1枚。この日は日差しが強く、半袖だと肌が痛いと感じたこともたびたびあったので着用。結果、持って行って大正解でした!

●取材ならではのアイテムも

こちらは取材関係の荷物です。ICレコーダーと予備電池、名刺、PC関連(充電コード/イヤホン/マウス)に加え、ノートと筆箱も持参。メモはデジタル用品に頼りつつも、ノートもいつも持ち歩いています。

ちなみに、カバンの中でいちばん重かったアイテムが「カメラ」関連です。自分で撮影するためカメラボディ1台とレンズ2本を持参しました。

ほかにも、万博会場ではスマホの操作が必須なので、モバイルバッテリー(2個)と、リップなどのメイク直し道具。あとは写真には写っていませんが、財布、腕章とメディアパスもリュックに入れ、荷物の準備は完了です。

リュックの総重量は…

ラゲッジスケール

パッキング時は気にならなかったものの、カバンを手に取るとずっしり…。そこで、キャンドゥで購入した「ラゲッジスケール」(550円)で重さを測定することにしました。このラゲッジスケールは、旅行の荷物などをつり下げて計量でき、最大計量値は50kg。

旅行の「預ける荷物の重さが気になる…」なんてときにも手軽に確認が可能なので、とても便利。旅行に行く方は1個持っておくのもおすすめです。

気になる計測結果は【5.38kg】。

正直これが軽いのか重いのかは人それぞれですが、スーパーで5kgのお米を持ち帰るとすると少し「おぉ…」とためらいますよね。この数値をみたときにそれと同じため息が思わず出ました。

対策をしつつも、荷物は軽い方がやっぱりいい!

実際にこの荷物を持って万博会場を歩いたところ、炎天下の移動は予想以上に体力を消耗し、荷物の重さがさらに負担を感じさせました。正直、途中で思わず挫(くじ)けそうになった場面も…。

おみやげを購入することも考慮すると、移動の際にはできるだけ荷物を軽くまとめるなど、事前にしっかりと対策を行っておくことが重要だと痛感しました。

●持参して使わなかったものは…

ちなみに、持参したかさばる荷物の中で、まったく使用しなかったものがPCの充電コードです(会場内には一般利用者向けのコンセントがほとんど設置されていなかった…)。また、2つ持参したモバイルバッテリーのうち、実際に使用したのは1つだけでした。

ただ、大阪・関西万博では入場やパビリオン予約など、スマートフォンを使う場面が非常に多くあります。

会場内にはモバイルバッテリーの貸し出しを行っている場所も設けられているものの、すべてが貸し出し中となり、借りられるバッテリーがない場合もあるそうです。さらに、充電できるスポットが限られていることを考慮すると、ゆとりをもって持参してよかったと思います。

ということで、大阪・関西万博にはあらゆる対策をしつつも、動き回ることを考えて軽い荷物でお出かけするのがよさそうです。まだまだ暑さは続くといわれているので、無理はせず楽しく、安全にお出かけしてくださいね!