【大阪ランチ】豚汁とごはんだけの定食? それでも『豚汁屋』だったら大満足でした

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●イチオシの大阪グルメ。豚汁専門店『豚汁屋』の豚汁定食がシンプルなのに満腹&絶品!実食レポをお届けします。

和食の定食の基本スタイルといえば白いごはんにおかずとお味噌汁。そこに小鉢が1~2品くらい付くのが定番スタイルですよね。

しかし、大阪の『豚汁屋』では、お味噌汁の中でも力強さのある「豚汁」をさらにパワーアップさせ、ごはんと汁物だけで満足できる絶品の定食を提供しています。

大阪・九条にある豚汁専門店『豚汁屋』

今回ご紹介する豚汁専門店『豚汁屋』があるのは、大阪の九条。大阪メトロ中央線の九条駅を降りて、駅前の商店街の中を東へ歩くこと数分の場所にあります。

メニューを見てみると、豚汁とごはんだけの定食が基本。とはいえ、基本の豚汁以外にもカレー味などのバリエーションもあるよう。さらに卵かけごはんにするか、お惣菜付きにするかも選べるのですが、今回は王道の豚汁と卵かけごはんをチョイスしたいと思います。

確かに豚汁だけど……想像を超える定食だった!

卵かけ定食990円

注文後しばらくすると定食が到着。豚汁とごはんという本当にシンプルな構成のはずですが、インパクトのあるヴィジュアルです。

卵かけごはんに鰹節がたっぷりのっているのもそうですが、ともかく豚汁がすごい。お椀も具材もすべてが巨大。こんな豚汁に出会ったのは初体験。まずはお汁からいただきます。

今まで食べた豚汁史上No.1のコクと旨味

一口飲んでみると、確かにみそ味なのですがかなりストロングな味。豚肉由来の脂と旨味がたっぷり溶け込んでいるので、まるで濃厚な豚骨味噌ラーメンのよう。

豚汁には薄切り肉が多い中、かたまり肉がゴロッと

そこにトゥルトゥルに煮込まれた旨味とエネルギーの塊のような角煮サイズの豚肉がドーンと入っていて、とってもボリューミー。目の前のこの料理は何かと言われると、豚汁とは違う何かのようであり、それでいてやっぱり豚汁なのでしょう。

あっという間に食べてしまった卵かけご飯

豚汁から一旦離れて、卵かけごはんに移行。こちらも豚汁に負けない迫力があり、卵を割ってみると栄養をたっぷり含んでいそうなオレンジ色の黄身。

丼の真ん中にのせて一口食べてみると、やっぱり濃厚。卵の黄身、醤油に鰹節、それらを包み込む白いごはんが混然一体となり、スルスルと食べきってしまいました。でもご飯を食べきっても大丈夫。こちらではごはんが食べ放題なので、豚汁に挑むべくごはんをおかわりしました。

存在感がすごすぎる大振りの大根 [食楽web]

豚汁の具材は先ほどの角煮のような豚肉のほか、大根、ニンジン、豆腐と、シンプルながらそれぞれが大きくて存在感があります。

その中でも特筆すべきはやはり、大根。おでんの大根のように煮込まれ、大黒柱のような存在感でスープにも豚肉にも負けていません。

豚汁を食べているとは思えない豪快な光景

濃厚な味付け&大振りな具材を見たらやりたくなるのが白ごはんへのワンバン。旨味のある具材なので、白ごはんとの相性はピッタリ。

ごはんと豚汁という文字だけで見ると、シンプルすぎる定食に感じましたが、実際に食べてみると大満足。米を食べ、みそ汁を食べ、再び米という無限ループを続けていると、なんともストイックな気分になります。

豚汁ってこういうことだったかな? でも美味しかった

アレコレと色々なメニューはないものの、これしかないという組み合わせがベストマッチだと幸せですね。「足るを知る」という貴重な体験のできる、ほかにはちょっとないタイプのお店でした。

(撮影・文◎けいたろう)

●SHOP INFO

豚汁屋 九条本店

住:大阪府大阪市西区九条1-15-21

営:11:00~21:00

休:なし

●著者プロフィール

けいたろう旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。

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