受精卵の取り違えが発覚。娘の「血縁上の親」との対面は全員が硬い表情で/うちの子、誰の子? もしもわが子が取り違え子だったら(2)
受精卵の取り違えが発覚
3年間大切に育てた愛娘とは、血がつながっていなかった…。
夫であるタイチと共に、愛娘・サクラちゃんを育て幸せに暮らすサキ。けれど、サクラちゃんが3歳のある日、病院から届いた手紙によって幸せな日常が一変します。それは、長く不妊治療を続けていたサキが体外受精を受けた際に「受精卵の取り違え」があったという内容でした。
サキに移植されたのは滝田夫婦の受精卵で、サクラちゃんは滝田夫婦の子どもということが発覚。一方、サキとタイチの本当の子どもは、滝田夫婦のもとで育ったユウマくんでした。
滝田夫婦は当初から子どもの交換を希望してきますが、サキは納得できません。しかしタイチや義両親は、サキとは異なる気持ちを抱いていて…。
揺れ動く親の気持ちと、2つの家族の選択を描いたエピソードをお送りします。
※本記事はママリ、たけみゆき著の書籍『うちの子、誰の子? もしもわが子が取り違え子だったら』から一部抜粋・編集しました。
初めまして
調査の結果…
今日まで育ててきたのに
どうなってしまうの?
※この作品はフィクションです。具体的な事例に基づいたものではありません。登場人物、団体名等は全て架空のものです。
※この作品は、特定の治療法を推奨あるいは否定するものではありません。
著=ママリ、たけみゆき/『うちの子、誰の子? もしもわが子が取り違え子だったら』