30代、3人暮らし「とくに手放してよかったもの・こと」5つ。なにもないリビングが最高
あるべきもの、やるべきことを手放して身軽に暮らす方の実例をご紹介します。整理収納アドバイザーで、インスタグラムやYouTubeでミニマルな暮らしを発信するぴーこさん(30代)。一軒家で夫と娘と3人で暮らすご自宅は、超すっきり! そんなぴーこさんに、「とくに手放してよかったもの・こと」を5つお聞きしました。
リビングでくつろぐぴーこさん
【写真】余白のある快適なキッチン
1:リビングのテレビとテレビ台
リビングにテレビ台があって、そこに大きいテレビがあることが「家族が暮らす家」だと思っていました。ですが、友達の家に行って「なにもないリビング」を見て、自分は固定観念に縛られていたんだなと感じました。
その友人宅はテレビの代わりにプロジェクターがあって、そのよさにびっくりしたことを今でも覚えています。
そこから、なにもないリビングにあこがれて、テレビ台を手放しました。じつは、テレビは夫の意見を尊重して手放してはいないものの、リビングではなく2階の部屋にひっそりと置いてあります。ただ、使っていないところを見ると、手放すのは時間の問題かなと思います。
リビングに大物がなくなった今、まったく困っていないですし、広々としてとても快適です。
2:トースター
トースターって掃除が面倒で、ついさぼりがちになっていました。ちょっと汚れていてもまぁいいかなと使っていたのですが、パンは魚焼きグリルでも焼けることを知り、即手放しました。
こちらもなくなって困ったことはありません。私がもっていたトースターの色が真っ赤でキッチンの中で存在感があり、部屋の雰囲気にも合っていませんでした。手放したことでキッチンの色味がモノトーンで統一されてすっきりし、余白もできて快適です。
※ トーストを焼く際には、魚焼きグリルの取扱説明書に従って使用してください
3:過剰なストック
ミニマリストになりきれていないときは、「まだ使えるもの」を手放すことに抵抗がありました。
ボロボロになったタオルでも、ウエスとして使えるからととっておいていたのですが、「こんなにいらないんじゃない?」と言われ、思いきって全部捨ててみることに。そうしたら、なくても全然困らなかったんです。
過剰にストックしていても、使わなきゃ意味がないと身をもって感じた経験でした。「いつか使う」のいつかは、そんなにこないのだと思います。
4:髪の毛を染めること
ものではないのですが、ミニマリストになる前は「〇〇すべき」という呪いのような思い込みがたくさんあって、自分で自分を苦しめていました。ものを減らすなかで、メンタル面の「すべきこと」も手放せたことが、自分のなかでとても大きい変化です。
その1つが「髪の毛はちゃんと染めるべき」です。独身の頃は、2か月に1回くらの頻度で美容院に染めに行っていました。ですが、出産してからは美容院に行くとなると、だれに子どもを預ける? 問題が発生しました。美容院に行く時間がなかなかとれないと、髪の毛がプリン状態になってモヤモヤした気持ちに。
それならいっそ染めなければいいんだ! ということに気がつき、カラーをするのをやめました。今のところ、まだ白髪はないのでいるので根元が伸びてきても気にしなくていいし、カットだけなら美容院の時間が時短にもなるので快適です。少し遊びたいときは、インナーカラーを入れて楽しんでいます。
5:無理な人づき合い
コロナ禍でなかなか友達と会えないとき、「落ち着いたら会いたいね」という話をすることがよくありました。けれど、さすがにもう落ち着いているタイミングで言われたときに、「あれ? 体のいいお約束なのかな?」と気がつきました。本当に会いたいなら、予定を聞いて会う日取りを決めますよね。
なので、自分の大切な時間は、本当に会いたい人のために使うと決めました。このおかげで無理することなく、大事な人を大切にできていると感じています。