ユニクロの“極小ミニバッグ”、今っぽくて可愛いけど…荷物は入る? 話題の2種をアパレル店員が本音レビュー
コーデに軽やかな抜け感をプラスしつつ、きちんと見えも叶えてくれるミニバッグ。コンパクトながらも存在感があり、今っぽいスタイルに欠かせないアイテムとなりました。
ユニクロから、海外でも人気のラウンドミニショルダーバッグより、さらに小さいミニバッグが2種類登場しました。バッグとして使えるのでしょうか? アパレル店員の筆者が2つを徹底比較してみました。
◆ユニクロのミニバッグ! その大きさと特徴は?
まずは、「ラウンドミニショルダーバッグ」より一回り小さい「ラウンドウルトラミニバッグ」から見ていきましょう。
商品名:ラウンドウルトラミニバッグ
商品番号:480807
値段:税込1,290円
サイズ:横(上)21.5cm×縦11.5cm×マチ9.5cm
ショルダーの長さ:61.5cm~108cm
容量:2L※商品生地の特性によって、1cm前後の誤差が生じます。
見た目はラウンドミニショルダーバッグとほぼ一緒です。
ラウンドミニショルダーバッグと重ねるとかなりコンパクトサイズであることがわかります。
ラウンドミニショルダーバッグの容量は4Lなのに対し、ラウンドウルトラミニバッグの容量は2Lと半分の容量。
◆ポケットは中に2つ、ハンドバッグにもなるユニークな構造
ラウンドミニショルダーバッグとの違いはショルダー部分の取り外しが可能であること。
ショルダーを外してみると、ストラップを取り付け外しができるDカンと、レバーを押して開閉できるスナップフックがついているユニークな構造。
なんと、Dカンにスナップフックを取り付けてハンドバッグとしても手に持てるようになっていました。
ラウンドウルトラミニバッグはカジュアルコーディネートのときに持つとよいでしょう。
◆次はユニクロCコラボバッグのミニバッグ
お次は、1泊分の荷物が収納できるユニクロCコラボバッグ「2WAYユーティリティバッグ」のミニバージョン、「2WAYユーティリティミニバッグ」です。
商品名:2WAYユーティリティミニバッグ
商品番号:481364
値段:税込1,990円
サイズ:横17cm×縦19cm×マチ7.5cm
ショルダーの長さ:78cm~138cm
容量:3L※商品生地の特性によって、1cm前後の誤差が生じます。
ポケットは中に1つと、
外に1つあります。
◆こちらもショルダー部分の取り外しが可能
取っ手つきでショルダーを外しても手に持てるところが便利。
2WAYユーティリティミニバッグはカジュアルコーディネートだけでなく、シャツワンピースなどシンプルなデザインのワンピースでも持っていて違和感がないデザインのバッグです。
◆バッグの収納力は? 容量の違いがどう出るか
では、収納力をチェックしていきます。
「ラウンドミニショルダーバッグ」(容量4L)に全て入っていた持ち物を、ミニバッグの「2WAYユーティリティミニバッグ」(容量3L)と「ラウンドウルトラミニバッグ」(容量2L)に入れてみましょう。
入れるのは、パスケース、キーケース、ミニタオル、ティッシュ、ポーチ(スマホの代替※撮影にスマホを使用したため)、ヘアブラシ、長財布、です。
まずは、容量3Lの2WAYユーティリティミニバッグに荷物を入れてみました。
結果はややゆとりがある状態で荷物が全て入りました。長財布を縦に入れてもファスナーが閉まったことに感動。
バッグの中に長財布、ポーチ、ヘアブラシを入れて、内ポケットにキーケースとパスケースを入れても、まだ隙間に少し荷物を入れる余裕があります。
◆収納ポケットが中にも外にもあると、有効活用できて便利
バッグ内にゆとりができたのは、外ポケットにミニタオルとティッシュを入れることができたからでしょう。
荷物を全て収納しても、パンパンな感じはなく、丸みを帯びた綺麗なフォルムとなりました。
ハンドバッグでコンパクトなバッグを持ちたい方、収納ポケットが欲しい方によさそうです。
◆ラウンドウルトラミニバッグに同じ荷物を入れると
次は、同じ荷物をラウンドウルトラミニバッグに入れてみます。
さすがにラウンドミニショルダーバッグと2Lの差は大きく、長財布、パスケース、ミニタオル、ティッシュを入れた時点でいっぱいに。キーケース、ヘアブラシ、ポーチ(スマホの代替)は入るスペースがありませんでした。スマートフォンと長財布が一緒に入らないのは、長財布派の筆者には不便です。
とりあえず入った荷物でバッグのチャックを閉めたところ、バッグにシワが寄ってしまったので、やはりギリギリで入ったことが伝わります。荷物を目一杯入れた状態だと、バッグの見た目の魅力も半減してしまいますね。
◆ラウンドウルトラミニバッグに入る適正な荷物量は?
では、ラウンドウルトラミニバッグには、どれくらいの荷物が適量なのでしょうか。
今度はすべてコンパクトなアイテムを選び直して入れてみたところ、ちょうどよく収まりました。
内容は、先ほどと同じポーチ(スマホの代替)とパスケース、そして小さいものに変更した、ミニ財布、ミニミニタオル、ミニティッシュ、です。
財布とタオルを変えたことにより、ちょうどよく入りました。キーケースはギリギリ入らなかったので、鍵は内ポケットに入れるとよさそうです。バッグのファスナーを閉めたときもちょうどよいフォルムとなりました。
ちなみにハンドバッグとして使う場合はさらに容量が小さくなるので、ミニ財布やパスケースなど必要最低限の荷物だけを入れるのがおすすめ。
荷物を入れすぎると、スナップフックがDカンに装着できない可能性があるためです。
ラウンドウルトラミニバッグは、すべての持ち物がコンパクトな方や貴重品だけを持ち歩きたい方、サブバッグありきの方に適したアイテムでした。
◆最小限の荷物は持ち運べ、トレンドアイテムとしても◎
どちらもショルダーとしてもハンドバッグとしても使える極小ミニバッグ。持ち物の量、大きさを考慮すればバッグとしてもかなり使えそうです。
気になった方は、普段のコーディネートのアクセントとしてもぜひ取り入れてみてください。
<写真・文/あき>
【あき】
ライター。自分の思いを文字にするのが好き。本や音楽、ファッション、サンリオなど多くの趣味を持つ。 Twitter:@alice7daizy