難しいライほど有効なアプローチのコツ!「右手を使わない」プロが解説

難しいライほど有効なアプローチのコツ!「右手を使わない」プロが解説

女子プロはアプローチのときに、どんなテクニックを使っているのでしょうか?アマチュアでも簡単にマネられて、ミスなくピンに近づけられる知識と打ち方を解説します。

右手を使わなければシンプルに打てる

ミスなく確実に寄せたい!そんなときは「低い球」を選択します。まず、スタンスをややオープンにしてボールを右足の前に置き、ハンドファーストに構える。こうして低い球が出る準備を整えることが大切です。

スイングは左手主導。左手のリードだけでボールを打ち、右手は使いません。右手が悪さ(余計な動き)をしない、この打ち方がシンプルで1番簡単。薄芝はもちろん、ベアグラウンドなど難しいライのときほど有効です。

ボールを右に置くほどロフト角が立ち低い球が出る

「私の場合、グリーンまわりのアプローチはすべて56度のウエッジを使用。高い球も低い球も1本のクラブで打ち分けています」(清本)

私は転がすときも56度のウエッジを使います!

これはNG

右手を使うとミスが出る

右手に力を入れてボールを叩いたり、右手首をコネたりすると、ダフリやトップが出てしまう

GOOD!

左手主導で左右対称に握る

右手は使わず、左手主導でスイングしたほうがシンプルな動きになり、再現性が高くなる

清本美波

●きよもと・みなみ / 2005年生まれ、愛知県出身。153cm。23年のプロテストをトップで合格。QT(予選会)を突破し、25年レギュラーツアー前半戦の出場権を獲得。ジェイテクト所属。

構成=小山俊正、岡田豪太 写真=田中宏幸