「コースも、青々していていいですね」 原英莉花が半年ぶりのレギュラーツアー

今季初のレギュラーツアー
◇米国女子◇みずほアメリカズ・オープン 事前情報◇リバティーナショナルGC (ニュージャージー州)◇6690yd(パー72)
米下部エプソンツアーを主戦場とする原英莉花が、昨年11月「ロッテ選手権」(26位)以来のレギュラーツアーに参戦する。「久しぶりの(レギュラー)ツアーですし、いい結果で終えたい」と話した。

竹田麗央と久々の再会
今季は2月から下部ツアーで5試合に出場して2度のトップ10入り。前週「リライアンス マトリックス選手権」は「最終日に落としてしまったので」と最後の「73」が悔やまれての14位。来季レギュラーツアー昇格(上位15人)を争う年間ポイントランキングは現在12位と圏内におり、10月の最終戦まで米国に留まり戦う予定だ。
飛距離アップをテーマにトレーニングを行って迎えた今季、下部ツアーの平均飛距離は256.94ydでツアー18位。「攻める姿勢っていうのは、日本でやっている時よりも果敢になっているのかな」とハザードを気にせず振り抜ける、さらにアグレッシブな姿勢を身に着けつつある。

クラブを持ってきてくれたメーカーの人に「ありがとう!」
米下部2試合から3連戦目になるが、月曜と火曜に9ホールずつを回って、水曜もプロアマで9ホールを回る予定。「やっぱりエプソンツアーとは、ちょっと(雰囲気が)違うなって思います。レップ(クラブメーカー担当者)もいますし、コースも青々していていいですね…。(下部は)日差しが強いところが続いていたので」と笑う。タフなスケジュールの中でも、久々のレギュラーツアーの空気を楽しみながら開幕に向けて準備を進めている。
初めて回るコースは、フェアウェイがタイトでちょうどキャリーの位置にバンカーがかかるホールも多い。「自分のキャリーを知った上で攻めていかないと難しい」。レギュラーツアーは過去12試合に出場して、最高位は昨年「ホンダLPGAタイランド」の16位。「しっかりマネジメントして、まずはどこまで戦えるか頑張りたい」と米下部で蓄えた引き出しで、まずは腕試しと行きたいところだ。(ニュージャージー州ジャージーシティ/谷口愛純)