【50代】預貯金、株式、投資信託、いったいいくら保有しているのか?【最新版】
【50代】預貯金、株式、投資信託、いったいいくら保有しているのか?【最新版】
50代単身者が持つ金融商品1位は?
全国5000世帯を対象に金融資産や借入金、家計の状況などを聞いた調査「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(金融経済教育推進機構)では、金融商品の種類ごとの保有額を質問しています。まずは単身世帯から見ていきましょう。
※家計の金融行動に関する世論調査2024年(二人以上世帯、単身世帯、総世帯の各調査)
50代の金融商品(種類別)保有額ランキング(単身世帯)
出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(※金融資産保有世帯、実数219世帯)
1位 預貯金 717万円(うち定期性預貯金308万円) 2位 株式 376万円 3位 投資信託 236万円 4位 生命保険 156万円 5位 個人年金保険 144万円
調査結果によれば、50代の単身者の金融商品別の保有額1位は「預貯金」で717万円、そのうち定期性預貯金は308万円でした。2位は「株式」で376万円、3位は「投資信託」で236万円とリスク資産が続きます。
新NISAや確定拠出年金の普及が進むことによる後押しもあるのでしょうか。なお、4位には生命保険がランクインしています。
●前編「【50代】金融資産保有額ランキング 1位は「3000万円以上」それとも「100万円未満」? 【最新版】」
50代二人以上世帯が持つ金融商品2位は?
続いて50代の二人以上世帯の金融資産別の保有額を見てみましょう。
50代の金融商品(種類別)保有額ランキング(二人以上世帯)
出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(※世帯主50代かつ金融資産保有世帯、実数725世帯)
1位 預貯金 671万円(うち定期性預貯金302万円) 2位 株式 268万円 3位 生命保険 224万円 4位 投資信託 204万円 5位 個人年金保険 136万円
こちらも1位は「預貯金」で671万円、2位は「株式」で268万円と、単身者と同じ順位となりました。
一方で、投資信託を抑えて3位にランクインしたのは生命保険(224万円)です。ほかの金融商品と異なり、契約期間中は保険として万が一の備えにもなることから、特に配偶者や子どものいる世帯にとってはメリットがあるのかもしれません。
50代は株式などで利回りを期待しつつ、老後に向け手元資金も確保
50代の金融商品別の保有額は単身者、二人以上世帯とも預貯金が1位、株式が2位という結果でした。株式や投資信託などである程度利回りを期待しつつも、老後の資産取り崩しに向けて、流動性の高い預貯金を確保している状況がうかがえます。また保険商品も上位にランクしており、資産形成だけではなく、万が一の保障を重視する人も一定数いるようです。
Finasee編集部
「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。