【新NISA】月額「1万円」VS「5万円」で20年間積立投資!将来の資産はいくらになる?利回り1・3・5%でシミュレーション

新NISAは2024年1月に制度が大幅に改正

新NISAのポイント, 【月額1万円vs5万円】20年間積立投資を想定利回り1・3・5%でシミュレーション, 【月額1万円vs5万円】想定利回り1%×20年間の積立投資シミュレーション, 【月額1万円vs5万円】想定利回り3%×20年間の積立投資シミュレーション, 【月額1万円vs5万円】想定利回り5%×20年間の積立投資シミュレーション

【新NISA】月額「1万円」VS「5万円」で20年間積立投資!将来の資産はいくらになる?利回り1・3・5%でシミュレーション

2025年5月に金融庁「NISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について」にて、NISA口座数は2025年3月末で2647万口座、NISA買付額は59兆円と公表されました。

新NISAのポイント, 【月額1万円vs5万円】20年間積立投資を想定利回り1・3・5%でシミュレーション, 【月額1万円vs5万円】想定利回り1%×20年間の積立投資シミュレーション, 【月額1万円vs5万円】想定利回り3%×20年間の積立投資シミュレーション, 【月額1万円vs5万円】想定利回り5%×20年間の積立投資シミュレーション

口座開設数と総買付数

口座開設数も総買付数も年々増えています。

本記事では、新NISAの基本と仕組みを解説するとともに、月額1万円と5万円を20年間積立投資した場合の資産シミュレーションを紹介します。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

新NISAとは

2024年1月に制度が大幅に改正され、投資のしやすさと長期活用が進化した新NISAがスタートしました。

旧来の一般NISAとつみたてNISAが一本化され、自由度が高い新しい投資枠が加わった点が大きな特徴です。

運用益が非課税

新NISAでは、株式や投資信託で得られる売却益や配当・分配金などの運用益が非課税になります。

通常、これらの運用益には20.315%の税金が課されますが、新NISA口座を通じて得た収益については税金がかからず、そのまま手元に残るのが大きなメリットです。

新NISAのポイント, 【月額1万円vs5万円】20年間積立投資を想定利回り1・3・5%でシミュレーション, 【月額1万円vs5万円】想定利回り1%×20年間の積立投資シミュレーション, 【月額1万円vs5万円】想定利回り3%×20年間の積立投資シミュレーション, 【月額1万円vs5万円】想定利回り5%×20年間の積立投資シミュレーション

配当・分配金などの運用益が非課税

たとえば、一般の課税口座で10万円の運用益を得た場合、約2万円が税金として引かれますが、新NISAではこの全額が非課税となり、10万円そのまま受け取れます。

資産形成を効率良く進めたい方にとって、非常に有利な制度です。

ただし、非課税で投資できる金額には上限があり、制度のルールに従って利用する必要があります。

新NISAのポイント

新NISAは、あらかじめ決められた上限(限度額)の範囲内で非課税のメリットが受けられます。

年間の投資上限は、最大360万円までで、積立投資枠は年間120万円、成長投資枠は年間240万円を非課税で投資可能です。

新NISAのポイント, 【月額1万円vs5万円】20年間積立投資を想定利回り1・3・5%でシミュレーション, 【月額1万円vs5万円】想定利回り1%×20年間の積立投資シミュレーション, 【月額1万円vs5万円】想定利回り3%×20年間の積立投資シミュレーション, 【月額1万円vs5万円】想定利回り5%×20年間の積立投資シミュレーション

積立投資枠と成長投資枠

つみたて投資枠

・年間投資枠:120万円

・投資対象商品:長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託

成長投資枠

・年間投資枠:240万円

・投資対象商品:上場株式・投資信託等

新NISAでは、非課税で保有できる投資額に1800万円の上限が設けられていますが、投資商品を売却すれば、その分の非課税枠は翌年以降に再利用できます。

次に、新NISAで20年間積立投資をした場合の、投資シミュレーションを見ていきましょう。

【月額1万円vs5万円】20年間積立投資を想定利回り1・3・5%でシミュレーション

ここでは、毎月1万円と5万円を20年間積み立てた場合、想定利回り1%・3%・5%の利回りごとにどれだけ資産に差が出るかを比較しました。

【月額1万円vs5万円】想定利回り1%×20年間の積立投資シミュレーション

まず、想定利回り1%で20年間積立投資したときの運用資産額を、月額1万円と5万円のケースで紹介します。

新NISAのポイント, 【月額1万円vs5万円】20年間積立投資を想定利回り1・3・5%でシミュレーション, 【月額1万円vs5万円】想定利回り1%×20年間の積立投資シミュレーション, 【月額1万円vs5万円】想定利回り3%×20年間の積立投資シミュレーション, 【月額1万円vs5万円】想定利回り5%×20年間の積立投資シミュレーション

利回り1%で20年間積立投資したときの運用資産額

【想定利回り1%×20年間投資したときの運用資産額】

毎月1万円

・運用資産額:266万円

・元本:240万円

・運用収益:26万円

毎月5万円

・運用資産額:1328万円

・元本:1200万円

・運用収益:128万円

想定利回り1%では、堅実に資産は増えますが、インフレの影響を受けると実質的な価値が目減りする可能性もあります。

コツコツと積み立てる入口としては悪くありませんが、物価上昇リスクも視野に入れたいところです。

【月額1万円vs5万円】想定利回り3%×20年間の積立投資シミュレーション

つづいて、月額1万円と5万円で20年間、想定利回り3%で積立投資した場合の投資シミュレーションを見ていきましょう。

新NISAのポイント, 【月額1万円vs5万円】20年間積立投資を想定利回り1・3・5%でシミュレーション, 【月額1万円vs5万円】想定利回り1%×20年間の積立投資シミュレーション, 【月額1万円vs5万円】想定利回り3%×20年間の積立投資シミュレーション, 【月額1万円vs5万円】想定利回り5%×20年間の積立投資シミュレーション

利回り3%で20年間積立投資した場合

【想定利回り3%×20年間投資したときの運用資産額】

毎月1万円

・運用資産額:328万円

・元本:240万円

・運用収益:88万円

毎月5万円

・運用資産額:1642万円

・元本:1200万円

・運用収益:442万円

年平均3%の利回りでも、投資の力=複利効果を十分に実感できる水準です。

長期で続けるほど、元本以上の差が着実に積み上がるのが分かります。

【月額1万円vs5万円】想定利回り5%×20年間の積立投資シミュレーション

最後に、想定利回り5%で、毎月1万円と5万円で20年間積立投資したときのシミュレーションを紹介します。

新NISAのポイント, 【月額1万円vs5万円】20年間積立投資を想定利回り1・3・5%でシミュレーション, 【月額1万円vs5万円】想定利回り1%×20年間の積立投資シミュレーション, 【月額1万円vs5万円】想定利回り3%×20年間の積立投資シミュレーション, 【月額1万円vs5万円】想定利回り5%×20年間の積立投資シミュレーション

利回り5%で20年間積立投資したとき

【想定利回り5%×20年間投資したときの運用資産額】

毎月1万円

・運用資産額:411万円

・元本:240万円

・運用収益:171万円

毎月5万円

・運用資産額:2055万円

・元本:1200万円

・運用収益:855万円

想定利回り5%で運用できれば、20年間で2000万円超の資産形成が見込めます。

複利効果が大きく発揮されるため、時間を味方につける投資の強さが良く分かる結果です。

まとめにかえて

新NISAを活用した積立投資は、将来の資産形成に有効な手段ですが、元本が保証されているわけではなく、価格変動リスクもあります。

投資を始める前には、仕組みや商品内容をよく理解し、自分に合った方法かどうかをしっかり確認することが大切です。

参考資料

・金融庁「NISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について」

・金融庁「NISAを知る」

・金融庁「つみたてシミュレーター」