ウクライナ軍のSu-27が激戦地のロシア軍部隊を空爆：米国製精密誘導爆弾が用いられる
米国製の精密誘導爆弾をお見舞い
ウクライナ軍の戦闘機が米国から供給された精密誘導爆弾を用いて、最前線に集結していたロシア軍部隊を壊滅させたようだ。ウクライナの軍事ニュースサイト「Defense Express」が報じた。
ポクロウシクをめぐる攻防
同サイトの8月11日付の記事によれば、ウクライナ軍はSu-27戦闘機から米国製の精密誘導爆弾「GBU-62」を発射し、ポクロウシク（ドネツク州）に向けて前進するロシア軍の攻撃部隊を狙い撃ちしたとのこと。
画像：Wiki Commons By Dave_S., CC BY 2.0
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空爆の様子をとらえた動画
この空爆によって、一帯のロシア軍は攻撃力が低下したほか、ウクライナ軍は陣地を守ることに成功したとされている。また、空爆の様子をとらえた動画はTelegramチャンネル「Soniashnyuk」によって、ネット上に公開された。
動画には何が映っていたのか？
動画には、ウクライナ軍による空爆を受けた建物が直後に大爆発を起こす様子が映っていた。この建物にはロシア軍部隊が集結していたとされ、この攻撃で壊滅したものと見られている。
画像：Telegram @soniah_hub
2度目の爆発
さらに、画面下部では2度目の爆発が発生。ただし、こちらの爆弾については、最初の建物と同じ場所を狙ったもののはずれてしまったのか、別の標的を狙った攻撃だったのかは定かでない。
画像：Telegram @soniah_hub / Edited by The Daily Digest
ウクライナ軍に対する深刻な脅威
「Defense Express」によれば、「標的となった（ロシア軍の）攻撃部隊はドンバス地方のウクライナ軍にとって深刻な脅威であり、重要拠点を集中的に攻撃していた」が、今回の空爆によって弱体化されたという。
画像：Telegram @soniah_hub
空軍が担う重要な役割り
同サイトいわく：「この集団の壊滅によって、敵の前進・連携作戦の能力は著しく低下するだろう。今回、作戦が成功したことで、ウクライナ空軍がこの戦争の中で、重要な役割を担っていることが明らかになった」
画像：Telegram @soniah_hub
Su-27戦闘機とは？
軍事情報サイト「Army Recognition」によれば、Su-27はソ連時代に開発された双発ジェット戦闘機で、1980年代に配備されたものだという。
非常に有効
また、「Defense Express」はSu-27について、「制空権を維持しながら、地上目標に対して精密空爆を行うことができる」とした。実際、今回の空爆によって、米国製のGBU-62を搭載したSu-27が非常に有効であることが明らかになった。
GBU-62とは？
一方、GBU-62はJDAM（通常の爆弾を精密誘導爆弾にするための装置）を搭載した500ポンド（227キログラム）爆弾だ。
画像：X @KpsZSU
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