ロシア軍、ドローンから対戦車地雷を散布か

ロシア、空中から対戦車地雷を散布か

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ウクライナ侵攻を継続するロシアが、ドローンを用いた危険な戦術を編み出した。ウクライナ国家警察によると、ドローンが空を徘徊、空中から対戦車地雷をばらまいているというのだ。

徘徊型ドローンを改造

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ウクライナメディア「United24」によると、スームィ州で見つかったロシアの徘徊型ドローン「ゲラン2」(シャヘド136)の残骸に、対戦車地雷PTM-3を射出する機構が外付けされていたという。

対戦車地雷「PTM-3」とは?

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軍事メディア「Army Recognition」によると、PTM-3はソ連時代の対戦車地雷で、広範囲に埋設する目的で開発されたという。また、長期的なリスクを軽減するために、埋設後16~24時間で自爆する機能もあるという。

画像:Wiki Commons By Podilchanyn, Own Work, CC BY-SA 4.0

強力な地雷

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PTM-3ひとつにつき約8.5kgの爆発物が含まれている。車両などの重量物によって起爆するのだが、「United24」によると地雷は磁気センサーを利用しており、従来の金属探知機では発見が困難だという。

空中から投下可能

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今回発見されたドローンの残骸から判明したのは、この地雷を空中からリモートで散布可能ということだ。投下された地雷は自動で起爆可能な状態になるという。ただし、このタイプのドローンがどれほどの規模で運用されているかは不透明だ。

画像:Telegram @UA_National_Police

ロシア軍の戦術の変化

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ウクライナ国家警察によると、ロシア軍は最近、重要な補給路や農地など、要所だが視認性の低い地帯に、ドローンを用いて遠隔で地雷を散布する戦術に転じてきているのだという。「United24」が報じている。

市民にも警戒を呼びかける

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ウクライナ国家警察の声明にはこうある:「市民は注意・警戒するようにしてください。草むらなどで視認性の低い、平地や道路を車両で移動する市民はとりわけ注意が必要です」

他にも地雷搭載の報告が

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8月4日、テレグラムチャンネル「Colonel GSh」が、シャヘド製とみられる攻撃ドローンがクラスター型の対戦車地雷を搭載していたと報告したという。ウクライナの軍事メディア「Militarnyi」が伝えている。同様の報告は他にもある。

画像:Telegram @war_home

攻撃ドローンが地雷を搭載

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8月3日、X上に投稿されたある動画から、オンラインで活動する軍事アナリストのトマシュ・クヴァセクは、ロシアのドローン「ランセット」がPTM-3を搭載していることを示した。ただし、そこでは地雷は空中から投下可能ではなかった模様だ。

画像:X @kwasektomasz

民間のインフラにとっても重大な脅威に

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ドローンが対戦車地雷を搭載しつつあることについて、軍事メディア「Defense Express」はこうコメントしている:「ドローンを使って対戦車地雷を散布すると、軍事車両のみならず、民間のインフラにとっても重大な脅威となり得る。これは特に農村地帯で顕著な問題だ」

戦争のあり方をさらに攪乱

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「Defense Express」はこう続けている:「今回の発見はロシア軍における戦術的トレンドのあり方を象徴している。それは、ドローンを用いた非正規・長距離・心理的攻撃というものだ。敵領土内に地雷を散布すれば、遠方から補給上・安全上の懸念を惹起させられる。前線及び後方の安全のあり方はいままでも十分複雑だったが、それをさらに混乱させられるのだ」

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