“マン振り”に耐えられるアドレスはどっち?女子プロが解説
“マン振り”に耐えられるアドレスはどっち?女子プロが解説
飛距離アップは、飛ばすための準備が必要。アドレスの時点でヘッドスピードやボール初速を上げる、球をつかまえて打てる要素を入れることが大切だ。その〝飛ぶ構え方〞を近ごろ飛距離が伸びて成績が向上した3人の女子プロが指南する。
スイングの土台となる下半身を安定させる
ヒザをしっかり曲げて腰を落とし体の重心を低くする
以前の私は、棒立ち気味のアドレスでしたが、飛距離を伸ばすために試行錯誤を重ねた結果、ヒザを曲げて腰を落とし、体の重心を低くしました。このほうが“マン振り”しても、スイングの土台となる下半身が崩れずに耐えられるからです。そして、股関節から上半身を前傾させて、股関節が使える体勢を作る。トップで右の股関節に体重を乗せるイメージで体を回し、左右の体重移動を使うようにしたら、飛距離が15ヤードも伸びました!
股関節を意識して構えましょう!
棒立ち気味のアドレス
以前のヒザをあまり曲げない棒立ち気味の構えは、体の重心が高く、強く振るとバランスが崩れることがあった
「トップで右の股関節に体重を乗せ、左右の体重移動を積極的に使えばボールを強く正確に叩けます」(蛭田)
ボールにパワーが伝わらない
右の股関節に体重が乗らないと、リバース(逆の動き)になり、ボールを強く叩けない。これが飛距離不足の大きな原因
土台を安定させれば“マン振り”してもフィニッシュまでバランスを崩さずに振り切れる
いかがでしたか? ぜひ、レッスンを参考にして、練習をしてみてください。
蛭田みな美
●ひるた・みなみ/1997年生まれ、福島県出身。164㎝。16年のプロテストに合格。23年に念願のツアー初優勝を達成。25年シーズンは、富士フイルム・スタジオアリス4位。ユアサ商事所属。
構成=小山俊正
写真=相田克己、田中宏幸
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