ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、レンジローバーブランドが唱えるラグジュアリーやモダニズム、デザイン哲学が体感できる招待制のイベント「レンジローバーハウス（RANGE ROVER HOUSE）」を、2025年7月25日から27日の3日間、軽井沢で開催した。今回はその模様をレポートしよう。

ユニークなアクティビティを提供する特別イベント「レンジローバーハウス」

「レンジローバーハウス」は、英国本社のチーフクリエイティブオフィサーであるプロフェッサー・ジェリー・マクガバンの指揮のもと、その国や地域の文化を織り交ぜながら、レンジローバーのブランドDNAを体現するモダンラグジュアリーな空間デザイン、ホスピタリティ、ユニークなアクティビティを提供する招待制の特別イベント。

今回の「レンジローバーハウス」では、日本文化の気品が織りなすモダンラグジュアリーな世界観が体感できるように、軽井沢のフレンチレストラン「vase」の岡田卓也シェフによる特別コースをはじめ、日本茶に現代的解釈を加え今の時代にふさわしい形で再構築した「櫻井焙茶研究所」の新しい“茶の体験”、伝統と革新を追求し盆栽に新たな価値と物語を与える「TRADMAN’S BONSAI」を通して、日本の伝統美を再認識し、現代的感性をくすぐるエクスペリエンスが提供された。

フレンチレストラン「vase」岡田卓也シェフによる特別コース。岡田卓也シェフはストーリーの感じられる料理スタイルで新時代の若き才能を発掘する料理人のコンペティション「RED U-35」において賞を獲得した。

日本茶に現代的解釈を加えた「新しい茶の世界」も体験。

伝統と革新を追求し盆栽に新たな価値と物語を与える「TRADMAN’S BONSAI」。

日本限定12台の「アーバントワイライトコレクション」もその世界観を演出

また、今回のイベントでは、2025年6月18日に発表された日本限定12台の特別仕様車「レンジローバービスポークアーバントワイライトコレクション（RANGE ROVER SV BESPOKE URBAN TWILIGHT COLLECTION）」も展示された。

この限定車は、都会の空の色や近代建築に反射する光に宿る美しさからインスピレーションを得て、英国のレンジローバーデザインチームと受注生産を行うビスポークチームが連携して仕上げた特別なモデル。「URBAN DAWN（都会の夜明け）」、「URBAN DUSK（都会の夕暮れ）」、「URBAN LIGHT（都会の灯り）」をテーマに、それぞれ各4台、合計わずか12台のみが生産される。最高級のモダンラグジュアリーを求める日本のユーザーに向けたコレクションで、メーカー希望小売価格はいずれも3668万円となる。

「URBAN DAWN」と名付けられた仕様は、都会の夜が明けようとする瞬間、太陽が見え始める直前のビルの隙間から覗く空の色を薄いグレイがかった濃い紫のモーブサテンで表現。インテリアには、シックなエボニーレザーシートを採用し、明け方のまだ光の当たらない瞬間を想起させる。

「URBAN DUSK」と名付けられた仕様は、スモークがかったブルーグレイのブルーグレイサテンで、都会の夕暮れ時の柔らかで温かみのある空の色を表現。光が当たるとゴールドの輝きを放ち、ビスポークカラーならではの1台に仕上げられている。インテリアは、フロントシートをライトクラウド、リアシートをシンダーグレイのデュオトーンにして、ムーンライトクロームとブラックセラミックコントロールがダークなインテリアテーマを引き立てる。

もうひとつ、「URBAN LIGHT」と名付けられた仕様は、夜に近づく夕空と煌めく街の灯りを表現するために、シルバーに淡いピンクの暖色をかけ合わせたシルキーロゼサテンを採用。インテリアは鮮やかなペルリーノのレザーに同系色の刺繍、クロームやホワイトセラミックなどをちりばめ、エクステリアの軽やかな雰囲気と統一感を持たせている。

レンジローバーオーバーシーズ担当ブランドマネージャーであるメリッサ・ジャンダ氏は「日本のお客様に『レンジローバーハウス』をご体感いただけてうれしく思います。私たちはブランドが大切にするモダンラグジュアリーな世界観を体験、共感していただくことが重要だと考えています。『レンジローバービスポークアーバントワイライトコレクション』は英国のSVデザインチームとともに日本のお客様のためだけに創り上げた特別なストーリーを持ったコレクションです。レンジローバーは、大切な日本のお客様のご期待に沿えるようこれからも日本市場にコミットしていきます」とコメントしている。