8月好調の大谷翔平に苦言 ドジャース・ロバーツ監督「翔平は少し大振りしすぎている。もっと二塁打を打つ意識を持つべき」
ドジャース・ロバーツ監督が8月の大谷翔平について語った。
大谷翔平選手、ベッツ選手、フリーマン選手をはじめ、多くのスター選手が所属するロサンゼルス・ドジャースを率いて、2024シーズンのワールドチャンピオンに導いた名将デーブ・ロバーツ監督へのABEMA独占インタビュー企画「おはようロバーツ」が、ABEMAにて8月11日に放送された。
チーム全体で三振が多すぎると思う
本放送回では、ドジャースの本拠地であるドジャースタジアムにある「監督室」にてインタビューを実施。大谷翔平選手との裏話や佐々木朗希選手の最新情報に迫った。月間打率4割超と絶好調ながら、115試合で142三振を記録(8月11日時点)している大谷翔平選手について、ロバーツ監督は「三振は気に食わないし気にするよ」と率直にコメント。「ホームランを1本打ったらあとは三振。翔平は少し大振りしすぎていると思う」「もっと二塁打を打つ意識を持つべき。二塁打を狙えばホームランも出るし、バッティングの調子も上がる」と語り、長打力に依存しすぎないスタイルへの意識を促しました。さらに「(翔平に限らず)チーム全体で三振が多すぎると思う」とも指摘した。
また、ムーキー・ベッツ選手を不振から脱却させるため、開幕から“1番打者”に起用してきた大谷選手を7月21日から打順を2番に変更。その際「打線について翔平と話したよ」「ベッツの調子が戻りそうなら2番から動かそうと思う」と、打順再編の意図を説明し、大谷選手と事前にしっかり話し合っていたことも明かした。
「そしたら翔平が『必要なことならやってください』『9番打てというなら打ちますよ』」と返してくれたと言い、ロバーツ監督は「『9番はない、せいぜい2番』だと言いましたけどね」と、柔軟にチームを支える大谷選手の姿勢を振り返り、笑顔を見せた。
佐々木朗希は9月復帰見込み「球速160キロは出せると思う」
さらに佐々木選手については、8月9日に3度目のライブBPを実施し、「知っている限り調子はよかったみたい」「本人は投手復帰が楽しみだと言っていた」と語ったロバーツ監督。「肉体強化も進んでいるし、脚も上半身も強化され、肩の調子も良く健康な状態です。復帰した時には球速160キロは出せると思う」と評価。続けて、「朗希には自信を持って欲しい。以前から朗希には自信がないように思えた。積極的に打者を攻めて欲しい。自分を信じて欲しい」と、エールを送った。そして、肝心の復帰時期については「マイナーでの調整登板は3回程度。それぞれ3、4、5イニングを消化してもらうつもり。予定通り行けば9月初めには復帰できる」とし、「8月末に復帰できればと思っていましたが、今のところ9月初めになりそうです」と、調整が順調に進んでいることを明かした。