レッドブル重鎮マルコ、残留決めた”家族の一員”フェルスタッペンに「来年、決断を見直すこともできる」
マックス・フェルスタッペンはF1ハンガリーGPで、メルセデス移籍に関する噂に終止符を打った。2026年もレッドブルに残ることを明言したのだ。
フェルスタッペンは2028年までレッドブルと契約を結んでいるが、最近の成績不振により、F1パドックでは彼の将来に関する噂がますます広まっていた。ただフェルスタッペン自身が2026年までチームに残留すると明言したため、引き抜きを狙っているとされていたメルセデスも当面は彼の加入を諦めざるを得ない状況だ。
一方でレッドブルはフェルスタッペンの成績に満足しており、アドバイザーのヘルムート・マルコは彼を「重要な家族の一員」と位置付けている。
「マックスは我々のチームにとって非常に重要な存在だ」
そうマルコはF1-Insiderに語った。
「彼のすべての成功はレッドブルと共にあった。キャリアを通じて、彼はレッドブルのクルマしか運転していない。そして運転技術だけでなく、私たちにとって重要な家族の一員なんだ」
フェルスタッペンの将来に関する噂は絶えなかったが、チーム代表のクリスチャン・ホーナーが退任した後、フェルスタッペンは偶然か否か、2026年まで残留することを確認した。
「彼とは2028年までの契約を結んでおり、その契約を継続しない理由は何も示されていなかった」と、マルコは付け加えた。
「彼が具体的に、個人として、そしてマネジメントとどのような検討をしたかは知らない」
「しかし、彼の声明から、彼は常に残留を希望していたことが明白だ。たとえ契約解除条項が発動できてもだ」
そしてマルコは2026年のレギュレーション変更による影響について、「2026年の状況がどうなるかは誰にも分からない」と語った。
マルコとしても、来年レッドブルが物足りない成績となった場合、フェルスタッペン移籍の噂がまた浮上することは覚悟しているようだ。
「メルセデスが優勝候補だと主張しているが、その証拠はない。シャシーの面でも、来年誰が優勝するかは不明だ。多くの不確実性がある」
「彼の立場からすれば、残って様子を見守る方がずっと理に適っている。もし来年競争力がなければ、いつでも決断を見直すことができる」
関連ニュース:
友だち追加
Follow @MotorsportJP