ハミルトン、得意のハンガリー予選でQ2脱落に落胆……自身の更迭を示唆「チームはドライバーを変えた方がいい」

 フェラーリのルイス・ハミルトンは、F1ハンガリーGPの予選を12番手。彼は自身のパフォーマンスに失望し、思わず自らの更迭を示唆するような言葉をこぼした。

 ハミルトンは予選Q1から苦戦。なんとかQ2に進出したものの、そのQ2では力及ばずQ3には駒を進めることができなかった。一方でチームメイトのルクレールは、Q3で見事なアタックを披露し、今季最強のマクラーレン勢を退けてポールポジションを手にした。

 Q2脱落が決まった時、ハミルトンは無線で「いつも、いつもだ……」と語った。セッション後にスカイスポーツF1のインタビューに応じた際には明らかに苛立っており、ほとんど言葉を発しなかった。

 その内容は以下の通りだ。

Q. ルイス、無線で「いつも、いつもだ……」と語っていたが、あれは何だったのかを教えてほしい。

A. それは僕だよ。いつもだ。

Q. 予選結果については、以前も悔しかったし、フラストレーションを感じたりしたことがあると聞いている。それが原因なのですか? あなたの予選について言っているんですか?

A. ああ、まったく役に立たない。役に立たないんだ。

Q. それについての答えは何かありましたか? このマシン……チームはこのマシンに乗るあなたを、もっと良いポジションにつけようとしている。

A. チームに問題はない。このマシンがポールポジションを獲得したのは、皆さんご覧の通りだからね。ドライバーを交代する必要があるだろうね。

 ハミルトンにとってハンガロリンクは、合計8勝を挙げている相性の良いコース。しかし今週末は、一度もいい結果が出せるようには感じられなかったとも説明している。

 それでもハミルトンは、予選は「チームにとっては素晴らしい結果だった」とい語りつつ、ルクレールのポールポジションは衝撃的だったとも述べた。この結果は、フェラーリにとって「大きな進歩」になっているとも付け加えた。

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