角田裕毅、来季レッドブルF1去就はどうなる? 本人は「まだ何も聞いていない」コース上でのパフォーマンス追求に専念
レッドブルF1の角田裕毅は、今後の去就についてチームからは「まだ何も聞いていない」と語った。
F1参戦5年目のシーズン開幕をレッドブルの姉妹チームであるレーシングブルズから迎えた角田。先にレッドブル昇格のチャンスを掴んだリアム・ローソンが開幕2戦で大いに苦しんだことで、角田が母国戦となる第3戦日本GPから代わりにシニアチームでマックス・フェルスタッペンとコンビを務めることとなった。
ただ、角田はレッドブルの2025年マシンRB21に手を焼き、11戦で獲得できたポイントはわずか7ポイント……順風満々なシーズンとはなっていない。
角田は少なくとも2025年シーズン末まではレッドブルに留まると言われている。またチームとしても、セカンドカーの成績不振を解消するために、ドライバーを変えるよりもRB21を改善しなくてはならないという考え方に変わりつつある。
しかし、来季はF1のテクニカルレギュレーションが一新され、特にレッドブルは史上初めて独自パワーユニット(PU)を投入するという重要な1年。シートを維持するために角田が明確な結果をコースで残す必要があるのも事実だ。
F1公式でのインタビューで、今後に関してレッドブルから何か聞いているか? と尋ねられた角田は「まだ何も聞いていません」と答え、次のように語った。

Yuki Tsunoda, Red Bull Racing Team
「どうなるか見てみようと思いますが、とにかく目の前のレースに集中して、パフォーマンスを最大限に発揮するつもりです」
「上手くいけば、自然と状況はまとまるはずです。僕ができる唯一のことは、パフォーマンスを発揮することだと思います」
角田にとっての明るい兆候は、前戦ベルギーGPの予選から新しいフロアアップデートがマシンに搭載され、予選では昇格後最上位グリッドとなる7番手を獲得。決勝では伝達ミスによるピットタイミングの遅れによってポイント獲得こそ逃したが、本来のスピードが結果に結びつきつつある様子を見せた。
サマーブレイク前最後の1戦となるハンガリーGPで角田は、再び予選Q3に進出し、ポイントを狙う。
「今の目標は明確です。Q3進出とポイント獲得です」と角田は言う。
「コンスタントにポイント圏内にいられることが明確な目標なんです」
関連ニュース:
友だち追加
Follow @MotorsportJP