【スターダム】『5★STAR GP』開幕戦で大波乱!IWGP女子王者Sareee、小波の非情なる関節地獄に沈む「これがスターダムのH.A.T.E.のプロレスだ」
女子プロレス団体スターダムによる真夏の祭典、『5★STAR GP 2025』が7月27日、東京・大田区総合体育館で開幕。
『STARDOM 5★STAR GP 2025』~開幕戦~
日時:2025年7月27日(日)
会場:東京・大田区総合体育館
観衆:1,783人
BLUE STARSブロック公式戦で行われたIWGP女子王者Sareeeと“憎悪のサブミッションマスター”小波による一戦は、小波が非情なまでの関節攻撃で王者を絞め落とし、レフェリーストップで勝利するという衝撃的な結末となった。団体の至宝を巻くSareeeが、まさかの黒星発進。今年の5★STAR GPは、波乱の幕開けとなった。
【スターダム】『5★STAR GP』開幕戦で大波乱!IWGP女子王者Sareee、小波の非情なる関節地獄に沈む「これがスターダムのH.A.T.E.のプロレスだ」
©STARDOM
“太陽神”としてIWGP女子王者に君臨するSareeeと、ヒールユニット「H.A.T.E.」に所属し、冷酷なまでの関節技で相手を破壊する小波。対照的な両者の対決は、ゴングが鳴る前から互いの意地とプライドが激しく交錯する、緊迫した空気に包まれていた。
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試合は、小波が徹底したグラウンドコントロールでSareeeの右腕に的を絞る展開となった。腕固め、腕十字と多彩なサブミッションで執拗に王者の腕を破壊しにかかる。Sareeeも強烈なエルボーやヘッドバットで反撃を試みるが、小波はその都度冷静に攻撃を断ち切り、再び腕殺しへと移行。そのインサイドワークは、王者を確実に消耗させていった。
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終盤、Sareeeが怒りのエルボー連打、「なめんじゃねえぞ!」の叫びと共に猛攻を仕掛け、ダイビングフットスタンプを連発。勝利は目前かと思われた。しかし、小波はこの猛攻を耐え抜くと、一瞬の隙を突いて背後から胴締めスリーパーで王者を捕獲。完全に動きの止まったSareeeを見たレフェリーが、試合をストップ。非情なる関節地獄の前に、太陽は無残にもマットへ沈んだ。
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<試合結果>
▼『STARDOM 5★STAR GP 2025』
BLUE STARS-B 公式リーグ戦
Sareee ×
vs
小波 〇
13分24秒 胴締めスリーパーホールド→レフェリーストップによるTKO
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しかし、この試合の本当の恐怖は、ゴングが鳴った後に訪れた。勝利した小波がマイクを握ろうとした瞬間、意識を取り戻したSareeeが殴りかかり、両者は大乱闘に発展。セコンドが必死に割って入る中、小波は勝ち誇った表情でマイクを握り、王者を嘲笑った。
「おい、なんだオマエ、スターダムのチャンピオンなんだろ?オマエにぶっ叩かれたせいで、私のこの耳が何も聞こえないじゃないかよ。朱里。朱里。朱里さーん。アナタの仇、討ちましたよ。おいSareee、これがホンモノのプロレスだ。これがスターダムのH.A.T.E.のプロレスだ。私はこの5★STAR GPを制覇する、Sareeeはせいぜい指でもくわえてみてな。Sareeeも5★STAR GPも、ジ・エンド!」
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バックステージでも、小波の挑発は止まらない。
「おい、ポッと出のチャンピオン、スターダムのリングはどうだった?オマエにとって簡単なものだったか?今日はそうじゃないと思うけどな。オマエの言った完成に見せかけのプロレスラー、私たちのことだろ?そんなヤツに負けてどんな気持ちだよ?スターダムのリング、5★STAR GP、いやH.A.T.E.を甘くみてんじゃねえよ」
IWGP女子王者が開幕戦で喫した衝撃的な敗北。そして、H.A.T.E.が見せつけた非情なる存在感。この一戦は、今年の5★STAR GPが、単なるリーグ戦ではなく、ユニット間の威信と、それぞれの信じる“プロレス”を懸けた、激しい闘争となることを予感させた。太陽神に土をつけた小波が、このまま真夏の頂点まで駆け上がるのか。それとも、屈辱を味わったSareeeがここから逆襲を見せるのか。スターダムの夏は、初日から大きく動き始めた。
【動画】レフェリーストップで試合終了も、Sareeeがマイクを持った小波に襲い掛かる