元F1ドライバーのブランドル、レッドブルのメキーズ新代表を支持「技術的なバックグラウンドを持つ人材が、チーム代表になることが増えている」
元F1ドライバーのマーティン・ブランドルが、レッドブルのチーム代表に突如就任したローレン・メキーズに対する支持を表明した。
イギリスGP直後、レッドブルはクリスチャン・ホーナーをチーム代表から即時解任し、後任としてメキーズが就任することを発表した。
メキーズはアロウズでF1キャリアをスタートさせ、その後ミナルディに移籍。そのミナルディでは、マーク・ウェーバーやジャスティン・ウィルソン、クリスチャン・アルバース、そしてゾルト・バウムガルトナーらのレースエンジニアを務めた。
2005年末にレッドブルがミナルディを買収し、チームの名称がトロロッソに変わった後もメキーズは残り、チーフエンジニアまで上り詰めた。
その後2014年にメキーズは、セーフティ・ディレクターとしてFIAに移籍。2017年には副レースディレクターを務めた。ただその後2018年からはフェラーリのスポーティング・ディレクターを務め、2021年からは副チーム代表兼レーシング・ディレクターとなった。
2023年にメキーズはフェラーリを去ると、2024年からレーシングブルズ(当時のチーム名称はRB)に移し、チーム代表に。そして今度はいきなり、レッドブルのチーム代表となったわけである……ここ数年は、特に目まぐるしいキャリアの変遷を経験している。
かつてベネトンなどで活躍した元F1ドライバーであり、今はF1解説者としても活躍するブランドルは、メキーズが持つ技術的なバックグラウンドは、マクラーレンのアンドレア・ステラ代表やウイリアムズのジェームス・ボウルズ代表が成し遂げているような成功を、もたらすことになるだろうと語った。
「こういう人材がチーム代表になるケースが増えている」
ブランドルは、スカイスポーツF1のコラムでそう説明した。
「マクラーレンのステラ代表や、ウイリアムズのボウルズ代表が素晴らしい仕事をしているのを見てほしい。技術的なバックグラウンドを持つ人材が、まさにその分野で主導権を握っている」
「ローレンは、レーシングブルズで素晴らしい仕事をしてきた。レッドブル・グループもその成果を認め、すぐにチームを異動させた」
なおレッドブルでスポーティングディレクターを務めていたジョナサン・ウィートリーは、ザウバーにチーム代表として移籍済み。本来ならば、このウィートリーがホーナーの後任となるはずだったとも、ブランドルは指摘した。
「ジョナサン・ウィートリーは、その職に大いに意欲的だったはずだ。しかし、来年からアウディになるザウバーに移籍した。クリスチャンの後を継ぐことに意欲的だったことが、その動きを早めたのかもしれない」
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