スバル版トヨタ「C-HR+」来たる! 新型「アンチャーテッド」はクロストレック超え? 日常使いも冒険もこなす万能SUV!
米ニューヨークで発表された新型バッテリーEV「アンチャーテッド」。グローバルEV戦略における第3弾となるモデルだ
冒険心を刺激する新世代バッテリーEV「アンチャーテッド(UNCHARTED)」が、スバルから登場。2025年7月18日、アメリカ・ニューヨークで世界初披露されたこの新型SUVは、力強さと実用性を兼ね備えた一台であり、2026年初頭には米国市場に投入される予定だ。その魅力をじっくりとチェックしていこう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:SUBARU
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ダイナミックな走りと利便性を融合! スバルの次世代EV戦略を担う一台
米ニューヨークで発表された新型バッテリーEV「アンチャーテッド」。グローバルEV戦略における第3弾となるモデルだ
スバルは2025年7月18日、米ニューヨークで新型バッテリーEV「アンチャーテッド」を初公開した。これは同社のグローバルEV戦略における第3弾となるモデルで、今後の電動化の旗印となる存在だ。
「UNCHARTED=地図に載っていない場所」というネーミングが示すとおり、本モデルは未知への探究心と自由な移動の象徴。最大出力338馬力、航続距離はFWDモデルでは約300マイル(約483km)以上、AWDモデルでは約280マイル(約450km)以上を実現しており、走行性能と実用性を兼ね備えたコンパクトSUVに仕上がっている。
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74.7kWhバッテリーと5秒未満の加速! 実力派BEVとしての進化に注目
ボディデザインはクーペとSUVのクロスオーバースタイル。姉妹車のトヨタ「C-HR+」のボディサイズは全長4520×全幅1870×全高1595mm。同様のサイズ感となる
新型アンチャーテッドが注目される最大のポイントは、74.7kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載していること。急速充電にも対応し、10%から80%までを約30分で充電可能(冷温環境でも対応)。さらに、北米充電規格のNACS(North American Charging Standard)ポートも採用されており、1万5000カ所以上ある最大150kWの速度に対応するTeslaスーパーチャージャーが利用できるというのも心強い。
パワートレーン面では、FWDモデルが221馬力、AWDモデルでは338馬力を発揮。GTグレードでは0-60mph(約96km/h)加速が5秒未満と、スポーツBEV顔負けの加速力を誇る。前後モーターによるデュアルモーター構成やスバル独自のサスペンションチューニングも施されており、オンロードから雪道、ダートまで幅広いシーンに対応可能だ。
快適性と利便性も充実! コンパクトながら抜群のパッケージング
14インチの大型タッチスクリーンを採用した内装。新型ソルテラと同じく、上下がフラットになったデザインのステアリングを採用している
室内空間にも抜かりはない。14インチの大型タッチスクリーンを中心に、Apple CarPlayとAndroid Autoを標準装備。デュアルワイヤレスチャージャーや後席のUSB-Cポートなど、日常使いで嬉しい装備も充実している。
車内空間は「空間効率」と「快適性」に重きを置き、全長はソルテラより約170mm短くすることで、、取り回しのよいボディサイズとしながらも、充分な荷室容量を確保している。取り回しのよさはクロストレック並みで、街乗りにも最適だ。
特にGTグレードでは、防水性に優れたStarTex素材を使用した内装、シートヒーター、ベンチレーション機能、ハーマンカードンのプレミアムオーディオシステムなども搭載され、快適性の高さは折り紙付きだ。
トヨタとの協業がもたらした技術融合──SUBARUらしいEVの進化形
姉妹車のトヨタ「C-HR+」。こちらは2025年3月にトヨタの欧州向け説明会で発表されている
随所にスバル色を出したデザインとしているが、トヨタの「C-HR+」と姉妹車となるアンチャーテッド。
開発にはトヨタとの協業も大きく関わっており、両社の得意分野を融合した共同開発によって、構造材の最適化や冷却性能の向上といった、BEVの課題克服にもつながっている。
アンチャーテッドは2026年初頭に米国で発売予定。現時点で日本市場への導入は未定だが、ファンとしては今後の展開に大いに期待したいところだ。
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