マツダ、新型「CX-5」欧州で初公開 エンジンは「e-SKYACTIV G 2.5」の1種類、「SKYACTIV Z」搭載HEVモデルを2027年中導入予定

2025年7月10日(現地時間) 発表

マツダが欧州で初公開した新型「CX-5」

マツダの欧州事業を統括するマツダ・モーター・ヨーロッパは7月10日(現地時間)、新型「CX-5」を欧州で初公開した。新型「CX-5」は、欧州では2025年末、そのほかの市場では2026年中の発売を予定している。

今回、公表された新型「CX-5」欧州仕様の主要諸元は、ボディサイズが4690×1860×1695mm(全長×全幅×全高)。エンジンは2.5リッター直噴ガソリンエンジンの「e-SKYACTIV G 2.5」(Mハイブリッド付)を搭載。変速機は6速AT「SKYACTIV DRIVE」、サスペンションは前輪にマクファーソンストラット式、後輪にマルチリンク式を採用する。

第3世代の新型「CX-5」

新型「CX-5」に設定されるエンジンは2.5リッター直噴ガソリンエンジンの1種類で、マツダのマイルドハイブリッドシステム「Mハイブリッド」が、欧州、日本などで設定予定。

2.5リッター直噴ガソリンエンジンの「e-SKYACTIV G 2.5」(Mハイブリッド付)

また、理想の燃焼を目指して開発中の「SKYACTIV Z」については、マツダ独自の新ハイブリッドシステムと組み合わせて2027年中に導入予定としている。

3代目の新型「CX-5」の開発コンセプトは「新世代エモーショナル・デイリーコンフォート」

2012年に導入された「CX-5」は、生命感をカタチにするマツダのデザインテーマ「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」、優れた走行性能と環境性能を実現する「SKYACTIV(スカイアクティブ)技術」を全面的に採用した第1弾の商品。以来、世界100以上の国と地域で販売され、グローバルの累計販売台数は450万台以上。現行ラインアップにおける最量販車種に成長している。

3代目の新型「CX-5」

3代目の新型「CX-5」の開発コンセプトは「新世代エモーショナル・デイリーコンフォート」。魂動デザイン、人馬一体の走りを継承・深化させ、眺めて触れて乗ることでの歓びと感動を提供しながら、室内空間の広さや使い勝手、乗り心地、静粛性を進化させることにより、日常の多様なシーンにおける快適な移動をサポート。

新型「CX-5」のインテリア

さらに、一新したヒューマン・マシン・インターフェイス、強化・拡充された通信機能やアプリケーション、進化した先進運転支援システム(ADAS)など、これからの時代に適合し、ユーザーの体験を拡げる利便性を備え、すべての乗員が安心・安全・快適にドライブを楽しむことができるクルマを目指したとしている。

新型「CX-5」のデザインスケッチ